
石垣島から日本最南端の有人島・波照間島の旅行記です。
波照間島は、石垣島から遠く離れた外海。
高速船は大きく揺れますので、酔い止め薬が必要です。
JALどこかにマイルの注意点
今回は、”石垣空港”に当選しました。
JALどこかにマイルは、僅か6,000マイル(2023年4月12日以降〜7,000マイル)で、どこかにフライトできるミステリーツアーのような特典航空券。
台風接近のなか、離島に遠征することにしました。
JAL特典航空券の注意点

私は、JALどこかにマイルが好きで、暇を見つけてはミステリーツアーを楽しんでいます。
但し、JALどこかにマイルには致命的な弱点があります。
予約は1か月前から
1点目は、予約開始が1か月前からで、目的地決定は更に数日後という点です。
9月の3連休を含めた日程であったため、ホテルもレンタカーも予約で一杯でした。
ホテルはなんとか予約できましたが、レンタカーの最低金額が6万円から!
人気の観光地で繁忙期ということもありますが、さすがに高過ぎて手が出ません。
止む無く、移動はバスを利用することにしました。
キャンセルできない
2点目は、予約をキャンセルできないことです。
厳密にいうと、特典航空券のキャンセルはできますが、マイルが戻ってきません。
マイルは、欠航の際に返還されますが、自己都合のキャンセルは返還されません。
今回は台風14号が接近しており、直前までフライトが危ぶまれました。
石垣島

関西国際空港から、なんとか定刻通りフライトできるようです。

機材はボーイング737。
石垣空港”やいま村”
約2時間で石垣空港に到着しました。
本州に比べて台風の影響は少ないようで一安心。

早速、空港でソーキそばを頂きます。
「やいま村」は、食べログ3.48の高評価店です。

ソーキそば800円、 スパム250円。
柔らかくて大きなソーキが2個も入っています!
空港併設のレストランと侮れない美味さです。

路線バス
移動はレンタカーが無いので、バス乗り場へ向かいます。

石垣港離島ターミナルまで、直通バスが30分毎に循環しています。
所要時間も丁度30分。
片道500円ですが、往復で購入すると900円に割引になります。

The BREAKFAST HOTEL PORTO
ホテルは、カジュアルな The BREAKFAST HOTEL PORTOに2連泊。
石垣港離島ターミナルから徒歩10分、利便性の良いホテルです。



ユーグレナモール
ホテルから繁華街までは徒歩数分。
石垣島の繁華街といえば、ユーグレナモール。

アーケード内は、お土産物店で賑やかです。


どこのお店もシーサーで一杯!

珍しい自動販売機を見つけました。
マンゴー!パイン!山羊刺し?

至る所で石敢當(いしがんとう/せきがんとう)が目に付きます。
石敢當は、丁字路の突き当りに設けられる魔よけの石碑や石標です。

夕食に、グルクンの唐揚げ。
これ食べたかったんですよね。
カラッと揚げてあり、骨までバリバリ食べることができます。


石垣港離島ターミナル
2日目、ホテルで朝食。
セルフ盛りの海鮮丼が美味しい!
好きなだけ刺身を盛り付けることができます。

食事が終わったところで、早速トラブル発生。
予約していたツアーが天候不順のため中止との連絡が入りました。
「石垣~西表島~油布島~波照間島」八重山の島々を巡るコースでした。
但し、8:00出発の波照間島行き直行便は運航予定とのこと。
それならばと、10分で準備して石垣港離島ターミナルへダッシュします。


先ほどツアー中止の連絡を頂いた石垣島トラベルセンター。

波照間島の往復乗船券を購入します。
大人往復7,830円
日本最南端の有人島・波照間島

- 日本最南端の有人島(民間人が訪問できる最南端)
- 人口約500人
- 面積12.7k㎡
- 周囲14.8Km
- 果てのうるま(サンゴ)という意味
- 「ハテルマブルー」のニシ浜が有名
▶日本の最端を旅したい|最東端・最西端・最南端・最北端の景色
アクセス
往復3~4便が運航しており、直通便と離島経由便があります。
▶始発便と最終便は、比較的大きなフェリー(130人~260人乗り)です。
▶日中の高速フェリー(50人乗り)は、小型でスピードは出ますが大きく揺れます。
所要時間は60分~100分。
冬の季節は、荒波で欠航率が50%を超える月もあります。
運賃
- 大人:往復 7,830円
- 小人:往復 3,930円
安栄観光HP
安栄観光ぱいじま2

早朝8:00発 安栄観光「ぱいじま2」は、比較的大きなフェリーです。

直行便で約100分。
外海は揺れますが、事前に酔い止め薬を飲んだため平気でした。
波照間島港

波照間島港に到着。

復路は13:15発の高速フェリーの予定。
レンタルサイクル
港から徒歩数分に、数件のレンタルサイクルショップが営業しています。
予約は必要ありません。
今回は、原付バイクにしました。
自転車は、島を1周するのに丸1日費やします。
レンタカーもありますが、各地に駐車場が無いため、お勧めはバイクです!

本日の愛車は白いTACT。
最初にハテルマブルーのニシ浜に向かいました。
ニシ浜ビーチ
日本で最も綺麗な海として選ばれたこともある「ニシ浜ビーチ」

ニシ浜ビーチまでは、バイクで数分の距離です。

梅が見えてきました。

ハテルマブルーのニシ浜です。
豊かなサンゴ礁で透き通った美しい青が、ハテルマブルーと呼ばれています。
空と海と砂浜のグラデーションが、とても素敵なビーチ。
9月ですから、遊泳客より観光客が多かった印象です。

穴場は、砂浜ではなく防波堤の向こうにあります。
知る人ぞ知る景観なので、誰も居ませんね。

防波堤をよじ登って先端まで歩いてみます。

防波堤の高さは、5m以上あります。
高所恐怖症の私は、足がすくむ、震える、怖い。
妻は全く平気な様子、信じられない。。。

防波堤先端からの眺めです。
ハテルマブルーがどこまでも広がり、サンゴ礁も透けて見えていました。
これは感動!
日本最南端の碑
続いて日本最南端の碑を目指します。

道路には、車も人も居ません。

右折すれば最南端の碑。

ヤギが道案内してくれます。
知らんけど。。。

日本最南端之碑です。

一度は来てみたかった日本最南端の地。
これより先には、誰も人が住んでいません。

遠くに星空観測タワーが見えます。
ここでは、南十字星も観ることができるのです。

丸友売店
島を1周する途中に売店を見つけました(島内に2軒だけある売店です)

紫外線は本土の5倍。
暑い中、食べるアイスが美味しい!

島を1周して港が見えてきました。
ちょうど3時間のバイク旅でした。
陽気な太陽と潮風が気持ち良かったぁ!
高速フェリー動画
石垣島への帰路は、恐怖の高速フェリーです。

往路のフェリーより、かなり狭い船内です。

船員が黒いビニール袋(酔った時のお守り袋)を配って周ります。
恐ろしい。。
そんなに揺れるのか??

黒いビニール袋を手渡されました(汗)
高速フェリーは、シートベルト必須です。
過去に腰椎骨折の事故が発生したようです。

出航するとすぐ、、、
窓から覗く外の景色に、空と海が交互に表れます。
時おり空中を浮遊する感覚。
船底が海面に着地するたび、大きな音と振動が座面に響きます。
船酔いする方は、なるべく後ろの席に座りましょう!

海が見えたかと思うと…

空か波かよくわかりません…

ふうー。
なんとか石垣島へ帰港して一安心。
ツアー中止のトラブルもありましたが、目的の波照間島には行くことができました。
船酔いが心配な方は、酔い止め薬を準備したほうがよいですね。
竹富町市街地
離島港ターミナル付近は、竹富町の中心地です。
島のたべものや南風
夕食は、食べログ3.56の「島のたべものや南風」で頂きました。
石垣島で有名なお店なので、行列ができます。
なんとか座れましたが、人気店だけあり、次から次へ観光客が入ってきます。

豚の角煮、めっちゃ美味かった!

A&W Okinawa

最終日のツアー出発まで、A&W Okinawaで時間をつぶします。
A&W Okinawaは、沖縄で27店舗展開するファストフード店。

Jr.モッツァバーガーを頂きました。

西表島
最終日は、催行中止で行けなかった西表島と由布島の2島ツアーに参加してみます。

石垣島トラベルセンターで 9,450円。
本日も高速フェリーで、西表島へ出発。
所要40分です。

西表島の概要

- 沖縄県で本島に次いで大きい島
- 人口約2,500人
- 面積289.2k㎡
- 周囲129.99Km
- 島の90%が亜熱帯のジャングル
- 日本一のマングローブで、世界自然遺産に登録。
仲間川マングローブ

仲間川の河口から10Kmあたりまでは、海水と淡水が混じる汽水域です。

観光船で約1時間のマングローブツアー開始です。

マングローブは、樹木の名前ではありません。
熱帯・亜熱帯地域の河口汽水域の湿地で、植物群落や森林を形成する木々の総称です。

種類は100種類以上あるとされています。

干潮になると複雑な根っこがよく見えます。
そよ風が気持ち良いツアーです。
由布島
観光バスに乗り換え、由布島へ移動します。

由布島の概要
- 西表島の東0.5kmに位置する八重山諸島の島
- 人口14人
- 面積0.15k㎡
- 周囲2.0Km
- 海を渡る水牛車で有名
水牛車

水牛車で由布島へ渡ります。
水牛の名前はあやめちゃん。
年齢は16歳で、20歳まで現役で働くそうです。
体重は1㌧もあり、重い荷台を首だけで支えます。

小さな島は、島全体がテーマパークになっています。

由布島の売店。
ハイビスカスが咲いています。

ここで、またもやトラブル発生!
15時頃、台湾沖でマグニチュード4.6の地震が発生。
八重山地方に、津波警報が出てしまいました。
警報が出ている間は、フェリーの運航が中止となります。
台風接近も心配ですが、石垣島にフェリーで戻ることもできません。

ツアー客は、不安を抱えながら西表島へ引き返します。

岐路は、三味線の弾き語りが風情を添えていました。
足止めされたらどうしよう。。
西表島港~石垣港
幸い、津波警報が解除され、17時発の最終便は運航してくれるそうです。
なんとか石垣島に戻れることになり一安心。
最終便は、大きなフェリーで、揺れも少なく快適なクルージングでした。

3日間で乗った船のなかでは、一番大きなフェリーで快適でした。

石垣港から空港行き直行バスに乗車します。
ピカリャ~のお見送り
石垣空港へ到着しました。

竹富町のご当地キャラクター”ピカリャ~(イリオモテヤマネコ)”がお見送りしてくれました。
ちなみに、ピカリャ~は男の子です

台風の影響により各地で欠航が相次ぐなか、関空へ定刻通りフライトしてくれるそうです。
よかったぁ!
ちなみに翌日は全便欠航、間一髪セーフでした(汗)
次回のJALどこかにマイルの旅が楽しみです。
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