
賃貸マンションの退去立ち合い。
大家さんから、なにか指摘されそうで不安ですよね!?
私は、貸家業も営んでいますが、生涯で10回以上の引越しも経験しました。
両方の目線で、退去時のチェックポイント7選を紹介します。
点検項目を、あらかじめ確認しておくと安心できます。
- 賃貸の引っ越しを予定している人
- 退去立ち合いが不安な人
- 現状回復費用を支払いたくない人
退去立ち合いのチェックポイント
チェックするポイントは7項目。
①玄関
②壁面
③床面
④水回り
⑤設備
⑥器具備品
⑦その他

7つの項目、汚損や破損をチェックします。
①玄関
1.玄関ドアの開閉に支障はないか
2.玄関ドアに傷み、汚れがないか
3.貸与した鍵は揃っているか
②壁面
1.クロスに傷み、汚れ、シミがないか
2.壁に不自然な穴や損傷がないか
3.タバコのヤニ等で、消臭できない臭いがないか
③床面
1.フローリングに傷み、凹み、汚れ、シミがないか
2.不自然な穴や損傷がないか
3.ペットのし尿等で、消臭できない臭いがないか
④水回り
1.バス・トイレ・キッチン・洗面台に傷み、目立つ汚れがないか
2.蛇口から問題なく水が出るか、もしくは水漏れがないか
3.排水溝が、詰まっていないか
⑤設備
1.冷暖房設備に異常がないか
2.分電盤の電気設備に異常がないか
3.給湯器のガス設備に異常がないか
4.アンテナの通信設備に異常がないか
5.附属品やフィルター類の、清掃メンテナンスが行われていたか
⑥器具備品
1.窓ガラスやサッシに破損がないか
2.畳・ふすまに破損がないか
3.建具に破損がないか
4.郵便ポストに破損がないか
⑦その他
最後に、室内やベランダに残置物がないか確認します。
消耗品の網戸や障子紙、耐用年数を超えたクロスなどは確認しません。
退去立ち会い点検リスト
点検リストを作成しています。

現状回復
原状回復とは、入居時の状態に戻すこと。
賃貸契約書に、原状回復の規約が盛り込まれています。
契約解除した際に、賃借人が負担しなくてはならない民法上の義務です。

耐用年数を超えたクロスなどは、元の状態に戻す必要はありません。
清算
現状回復に費用が発生すれば、賃借人に請求します。
敷金が残っている場合は、敷金と相殺します。

敷金があれば返還します。現状回復に費用が発生すれば相殺します。
まとめ
退去立ち合いの点検ポイントは、賃借人の立場からみて参考になると思います。
退去立ち合い前に、水場の掃除をしておくことをお勧めします。
もちろん、簡単な掃除でかまいません。
キッチン・バス・トイレの水回りを掃除しておくと、日頃から大切にご使用頂いたと勝手に想像します。逆に非常に汚れている場合は、必要以上に隅々まで点検してしまいます。
退去立ち合いの参考になれば幸いです。

退去前に簡単な掃除をしておきましょう!家主の印象がかなり変わります。
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