
生まれて此のかた、もらい続けた人生でした。
親から小遣いを貰う、会社から給料を貰う、行政から補助金を貰う。
アメリカの第35代大統領 ジョン・F・ケネディは、次のように言っています。
豊かな社会で「して貰う」ことばかり考える悪癖を、方向転換させた名言です。
今回は、もらう人生に終止符を打ち、何を与えられるか考えます。
- 社会保障制度が気になる人
- ボランティア活動に興味がある人
- FIREを目指している人
もらい続ける人生
ことさら豊かな日本では、様々な保障に支えられて暮らしています。
誤解を恐れず言えば、お金や職がなくても、人間らしい最低限の生活が保障されています。
①社会保険(年金・医療・介護)
②社会福祉
③公的扶助
④保護医療・公衆衛生
①社会保険(年金・医療・介護)
国民が病気やけが、出産、死亡、障害、老齢、失業など、生活の困難をもたらす事故に遭遇した場合に、一定の給付金で生活の安定を図る制度。
②社会福祉
障害者や母子家庭など、ハンディキャップを負っている国民が、安心して生活できるよう公的な支援を行う制度。
③公的扶助
生活困窮者に対し、最低限度の生活を保障し、自立を助けようとする制度。
④保護医療・公衆衛生
健康に生活できるよう、様々な予防や衛生のための制度。
与えることができる人生

新約聖書における「黄金律」と呼ばれる一節です。
ジョン・F・ケネディの名言は、こう言い換えることができます。
「相手が自分に何をしてくれるかではなく、自分が相手に何をできるか考えよ!」
残りの人生を「どれだけ人にしてあげられるか」を考えると、人生は確実に充実するのでしょう。
ボランティア活動
ボランティアの起源は、十字軍兵士のことで、志願兵を意味していました。
現代においては、社会的な活動に積極的に参加する奉仕者を表します。
「やることがない」と考える人には、選択肢のひとつではないでしょうか。
人との交流や社会貢献する喜びで、生きがいを発見できるかもしれません。
ボランティア活動の一例です。
- 募金活動…個人や法人に対しお金を募る活動
- 健康・医療サービス…献血活動、巡回医療、検診、健康診断
- 自然環境保護…道路・公園の清掃、海浜美化、植林、野鳥保護
- 国際交流…難民救援、砂漠の緑化、食料支援、留学生交換
- 多文化共生…外国人の子供サポート、医療相談、生活支援
- 社会福祉活動…高齢者、子供との交流、給食サービス
- 障害者支援…身障者学校誘導、レクリエーション、介護サービス
- 安全生活活動…通学路の安全確保、交通安全運動、危険区域巡回
- 防災・災害支援…救援物資の確保、輸送、炊き出し、瓦礫撤去
- 町づくり活動…街の美化、村おこし
- スポーツ文化芸術振興…スポーツ教室、大会運営、警備
- 乳幼児児童育成…赤ちゃん支援、児童保育、いじめ相談
募金活動と、寄付活動は違います。
ボランティアで募金を集める行為と、それに寄付する行為は明確に分類されています。
経済的自立を目指す
早期退職しても、社会保険料は納める義務があります。
年金は60歳まで、健康保険は生涯において支払い続けないといけません。
ただし、FIREを達成すると、経済的に自立することは可能です。
会社から給料を貰ったり、公的扶助を受ける必要もありません。
FIREとは「働くか、働かないか」を、自分で自由に選べる状態と言えます。
あとがき
私は、寄付活動をしていますが、ボランティア活動はしていません。
正直言うと「ボランティア」という言葉が偽善に感じられ敬遠していました。
今回の調査で、多くのボランティア活動が存在していることに驚きを隠せません。
世の中、相互支援で成り立っているんですね。
何十年も献血活動を欠かしたことがない妻を、見習いたいものです。

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