日本一大きいといわれる露天風呂。
川湯温泉の「仙人風呂」です。
川底から湧き出る温泉を堰き止めた野湯は、12月上旬から2月下旬まで期間限定で提供され、冬の風物詩になっています。
入浴料は無料。入浴の条件は、水着を着用すること。他府県から観光客が絶えず、近隣のキャンパーも温泉を求めてやってきます。
この記事では、駐車場と更衣室の混雑状況を紹介します。
冬季限定仙人風呂
仙人風呂は、和歌山県田辺市の川湯温泉にある冬季限定の露天風呂です。大塔川の自然を活かしたダイナミックな温泉体験と、夜のライトアップで幻想的な雰囲気を楽しめます。
協力金として、入り口に募金箱が設置されています。本日は、42度の適温。雨で増水した日は、低温になり入浴できません。
もう少し上流に歩くと、地元民が密かに造成した露天風呂もありますので、そちらにお邪魔してもよいでしょう。
男女混浴のため、水着とタオルは必須。砂利道を裸足で歩くと痛いので、濡れてもよいサンダルがあると重宝します。
仙人風呂の大きさは、ちょうど25mプールのような感じ。絶えず川底から温泉が噴出していますので、座る場所を間違えるとお尻が熱湯で火傷しそうです。
河川に浸かっていると、流れる川を堰き止めて遊んだ幼少時代が思い出されます。
土曜限定ライトアップ
期間中の毎週土曜日(20:00〜22:00)に限り、仙人風呂がライトアップされます。
湯けむりのなか灯籠が川面に反射する幻想的な光と、夜空に輝く星空を観測するのが楽しみです。
駐車場の混雑状況
36台分の無料駐車場が開放されています。仙人風呂まで歩いて数分です。
土曜の午前中に訪れると、意外にも空車が多かったのですが、午後から満車になりました。周辺には3つの温泉街とキャンプ場があり、チェックイン間際になると混雑するようでした。河原の砂利道に駐車する4WD車も見かけました。
また、駐車場の公衆トイレに更衣室が併設されています。3畳ほどの狭いスペースですが助かります。しかし、シャワー設備やドライヤーはありません。
仙人風呂周辺の見どころ
世界遺産のつぼ湯
川湯温泉に隣接する湯の峰温泉にも訪れるとよいでしょう。田辺市が誇る世界遺産「つぼ湯」を体験できます。「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一部になっており、全身浴ができる日本唯一の世界遺産です。30分交代制で、一度に数人しか入れない貴重な体験ができます。
熊野本宮大社
熊野本宮大社は「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産。川湯温泉から車で10分ほどで参拝できます。シンボルの八咫烏が有名です。信仰信者が参詣する田辺市とサンティアゴ・デ・コンポステーラ市(スペイン)は、観光交流都市になっています。
仙人風呂のアクセス
JR新宮駅と紀伊田辺駅から、奈良交通と龍神バスが運行していますが、1日数本しか往復していません。マイカーかレンタカーで訪れるのが便利だと思います。