退職までのモチベーション|やる気がないのは貴方のせいじゃない!

無気力

仕事に、やる気が出ない?

それは、貴方がなまけ者なのではありません。

原因は、人体のメカニズムにあります。

私は、54歳で早期退職しました。

上司に報告したあと退職までの半年間、モチベーション維持に苦労しました。

時間の経過が、とても遅く感じられたものです。

やる気が出ないのは、決して自分のせいではありません。

科学的な、モチベーション減退の正体について紹介します。

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  • 退職を考えている人
  • 最近やる気がでない人
  • モチベーションの正体を知りたい人

モチベーション

モチベーションとは、動機どうきのこと。

動機には、2種類あります。

2種類の動機

内発的動機

外発的動機

①内発的動機

内的要因で、自身の内側から出るモチベーション。

損得勘定なしに、自発的に、且つ無限に湧き出る動機。

趣味のように、寝食を忘れて没頭できるような状態です。

②外発的動機

外的要因で、誘発されるモチベーション。

給料や報酬など数値に表れやすく、有限の動機。

昇給や昇格は、誰かが獲得すると誰かが失うという側面があり、問題が潜みます。

会社組織には、外発的動機を与えながら、うまく内発的動機を引き出す仕組みが必要です。

モチベーション減退の原因

モチベーション減退の原因も、2種類あります。

2種類のモチベーション減退原因

脳の報酬系への刺激不足

脳や体の疲労

①脳の報酬系への刺激不足

  • 締め切りがまだ先
  • 仕事内容が好きではない
  • められない
  • 頼りにされていない
  • プレッシャーが強すぎる

やる気が起きる」のは、脳内で報酬系のメカニズムが働くから。

ドーパミン放出のきっかけは、自分へのご褒美ほうびです。

自分へのご褒美を考える。

何をしても褒められたり報酬が得られないと、やる気もなくなります。

この仕事を終えたら、美味しいものを食べよう、週末に旅行しよう、欲しかった物を買おう…

こまめに自分自身へ、ご褒美を与えてあげましょう。

②脳や体の疲労

  • 朝早く起きて遅くまで仕事をした
  • 上司から叱責された
  • 同僚と言い争いをしてしまった
  • 失恋したばかりだ
  • 作業に没頭していた

ご褒美があっても、脳や体が疲れていては、やる気がでません。

気持ちを切り替えて、とりあえず行動してみる。

精神医学において、感情をコントールすることは難しいとされています。

感情よりも環境や行動をコントロールし、リフレッシュすることを考えます。

今日は早く帰ろう、飲みに行こう、趣味に没頭しよう…

環境を変えて行動してみましょう。

モチベーション・チェックリスト

モチベーションチェックです。

①~③のチェックリストで、該当する項目が多いリストは?

チェックリスト①
・嫌な仕事を押し付けられている
・一緒に働いている同僚が嫌い
・何をしても文句を言われることが目に見える
・勝てる気がしないコンペの準備中
・プロジェクトの進め方がガチガチに決まっている
チェックリスト②
・当初はちゃんと仕事をしていた
・朝は調子がよかったのに午後は作業ペースが落ちる
・日によって集中力が変わると感じる
・次に何をしたらよいか分からなくなる時がある
・締め切りが迫っているのにSNSを見てしまう
チェックリスト③
・大事なコンペに向けて連日徹夜した
・時間を忘れて集中したことがあった
・食事より作業を優先して仕事をした日があった
・受信したメールにはすぐに返信しないといけない
・頑張って作った成果物にクレームを付けられた

リスト①直前にならないと火が付かない

①が多い貴方

ご褒美不足

何をやってもいいことがないと感じる場合、報酬系が弱いといえます。

資格を取っても給料が上がらなければ、やる気もでません。

こういう場合は、自分自身でご褒美を与えてあげましょう。

美味しいものや旅行など、自分へのプレゼントを考えてみては如何でしょうか。

作業興奮

作業興奮」という概念があります。

動き始めると、やる気が湧いてくるというものです。

「やる気が出てからやる」のではなく「動き始めるとやる気が出る」

まず、5分間やり始めてみましょう。

リスト②手をつけても長続きしない

②が多い貴方

脳や体の疲労

いつもより集中できない場合、単純に疲れている可能性があります。

対策は、休憩すること。

5分間休憩するだけでも、随分と違うもの。

終わりの時間を決めたり、思い切って辞めることも効果的です。

リスト③頑張りすぎて電池が切れた

③が多い貴方

ご褒美不足と脳や体の疲労

一生懸命取り組んだ結果、疲れ切っている状態です。

給料も一定金額を超えると、それ以上増えても刺激になりません。

人間の活動エネルギーは、肉体的にも精神的にも容量が決まっています。

日頃から、10のエネルギーを使うのではなく、無理せず5で抑えておくのも健全な働き方です。

(※出典:PRESIDENT

中高年の会社員は、会社や家庭での責任も重く、心身ともに疲労困憊こんぱいしがち。

いつもリフレッシュし、モチベーションの維持に努めましょう。

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