宝くじで1億円当たった人の末路|1等に当選する低い確率0.00001%

宝くじを買う人

経済学者は「宝くじ」を「おろものに課せられた税金」と呼んでいます。

鈴木信之氏の著者「宝くじで1億円当たった人の末路」は、「ろくでもない」という結論です。

この記事のおすすめ
  • 宝くじで1億円を当てたい人
  • 宝くじを買っている人
  • 宝くじを買おうと思っている人

宝くじで1億円が当たった日

宝くじで1億円が当たると、当選金が払い戻される日に、『【その日】から読む本 』が配られます。

【その日】から読む本 』 当選した興奮と付き合い、落ち着いたらローンなどの返済を優先することが書かれています。

本が配られる理由は、宝くじが当たった瞬間に舞い上がり、家庭内トラブルを起こしたり、身を滅ぼしたりするケースが少なくないからです。

それまで疎遠だった遠縁が”おすそわけ”を要求してきたり、家庭内でもお金の話題しか出なくなります。

2005年、サマージャンボ宝くじの1等2億円に当選した岩手県の女性が、交際中の男性に殺害される事件が起きています。

当選したら必ずバレる

それでは、当選したことを内緒にしておいたらよいのでは?

内緒にする女性

ところが、自分では大丈夫だと思っている人ほど、危険なようです。

  • 我慢しきれずカミングアウトしてしまう。
  • 800円のランチが1,000円になる。
  • 美味しいものを食べると脳内麻薬が出て、更に美味しいものを求める。
  • 車、旅行、宝飾品のグレードが上がる。
  • 豪華なパンフレットや招待状が届いて気分がよくなる。
  • 急に会社を辞めてしまう。
  • 経験がないのに事業を初めてしまう。

米プロバスケットボールNBAを引退した選手の60%が、5年以内に破産しています。

宝くじで1億円当たった人の末路

宝くじで1億円が当たった人の末路です。

宝くじに当たった人の末路
  • 一家離散いっかりさん
  • 貧困化ひんこんか
  • 人生の目的喪失
  • ろくなことにならない

宝くじ購入

当たり

家庭トラブル・貧困化・やる気喪失

ろくでもない

宝くじ購入

ハズレ

お金と時間の無駄

ろくでもない

宝くじに、当たっても外れても悲惨な末路。

一発逆転、バラ色の人生とは、程遠い結果になってしまうようです。

1億円に当選してしまったら

1億円当選

宝くじで1等に当選する確率(0.00001%)は、交通事故で死ぬ確率(0.0055%)より低いものです。

もし、当選してしまったら?

先ず、家庭内トラブルを避けるために、税理士・弁護士に相談しましょう。次に、ファイナンシャルプランナーに、資産運用を相談しましょう。

夢がないようですが、仕事を辞めず、生活習慣を変えず、従来の交友関係を続ければ大丈夫です。

投機の還元率

投機

投機とうきは、確実な成算のない偶発的事象によって、損益を生じる極端な冒険的行為。

投機とうきは、投資や浪費とは明らかに異なる性質のものです。

  • 投機とうき…ギャンブル、マネーゲーム。
  • 浪費ろうひ…金銭や時間を無駄に使う行為。無駄遣い。
  • 消費しょうひ…欲求を満たすために、商品やサービスを消耗する行為。
  • 投資とうし…株式や不動産など、資本を増加させるために投じる行為。

還元率

ルーレット

日本の還元率は、カジノで人気の「ルーレット95%)」や「バカラ99%)」に比べて、極めて低いものです。

日本の投機商品還元率
宝くじ45%
オートレース70%
競輪・競艇75%
競馬70~80%
パチンコ80~85%

宝くじは、還元率45%で、1等の確率0.00001%という投機商品です。

労働は3つの悪から逃れしめる

フランスの経済学者、ヴォルテールの格言です。

労働は、3つの悪から逃れしめる。

3つの悪
  • 退屈
  • 悪徳
  • 欲求

3つの悪とは、退屈・悪徳・欲求

宝くじで、急に大金を手にしても、想像以上の速さでお金はなくなります。

会社を辞めてしまうのは論外。

人生で「やる気」を失うことは、何よりも不幸なことです。

あとがき

宝くじが当たった人へのねたみとも取れますが、信憑性しんぴょうせいのある結論でした。

日本で、宝くじを購入したことがある人は、なんと2人に1人

年齢別に見ると、40~50代の中高年が多いようです。

会社では、やる気のない中高年が、確率の低い宝くじに挑戦する姿は笑えません。

会社を辞めたい人は、起業を目指しましょう。

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