普通の会社員が60歳までに早期退職する方法~32年勤めた会社を辞めた体験談

会社員が早期退職する方法

会社を辞めようか・・・

そう悩んでいる中高年の会社員は、多いと思います。

普通の会社員だった私は、定年まで10年以上を残して早期退職しました。

この記事を書いた動機は、

真似をすることで、高い確率で会社を辞めることができるからです。

頭で分かっていても実際に行動を起こす人は、1%もいないことも知っています。

しかし、その1%の方に参考となれば幸いです。

会社を早期退職する方法

結論は、起業することです!

早速、そんなことができるなら、苦労は無いと反論が出そうです。

会社員として給料をもらう生活に慣れてしまうと、起業を難しく考えてしまうものです

起業を想像するとき、自身が就職活動したような大きな「会社」を想像していませんか?

自分自身が事業主の個人事業も、立派な起業となります。

大きな会社を起業する必要はありません。個人事業も立派な起業です。

起業する

いきなり起業といっても、何から始めればよいか戸惑いますよね。

3つのステップに分けて手順を説明します。

起業の3ステップ

①成功体験を得る。

②副業を始める。

③事業登録する。

成功体験を得る

0 → 1の成功体験を得る。

生まれてこのかた、もらい続けてきた人生でした。

  • から小遣いをもらう
  • 会社から給料をもらう
  • 行政から補助金をもらう

自身の労働力を提供することで給料がもらえるわけですが、ノルマを達成できずとも、労働基準法でまもられた最低賃金を受け取ることができます。

まずは、自分自身の力で、ゼロから1円を生み出す経験をしてみましょう!

ファーストキャッシュは、何よりも嬉しいものです。

  • フリマアプリで、不用品を販売する。
  • クラウドワークスに登録し、自身のスキルを販売する。
  • イベントを主催して、参加費を集める。

学生時代に学園祭で店を出店し、物やサービスを提供する経験をしているかもしれませんね。

自分で稼いだ1円は、本当に価値があります。

副業を始める

再現性の高い副業を始める。

ノウハウが出尽くしている副業を、ひと通り真似てみることです。

意外な自分の適性を、見つけることができるものです。

  • せどり(難易度・即収益につながる)
  • アフィリエイト(難易度・広告収益に1年以上かかる)
  • ハンドメイド(難易度・ファンを掴めば販路は多い)
  • 動画編集(難易度・パソコンやソフトが必須だが簡単に収益可能)
  • 不動産賃貸(難易度・再現性が高く会社員との親和性が高い)
  • 物販(難易度・企画製造を外注できれば販路は多い)
  • プログラミング(難易度・高収入を期待できるが独学は難しい)
  • webデザイン(難易度・webページ制作の需要多いが独学は難しい)
  • YouTube(難易度・自由度が高いが飽和状態で収益化が難しい) 

何から始めたらよいか迷う場合は、全部やってみましょう!

事業登録する

税務署に、事業届を提出する。

副業を解禁する企業が増えました。

税務署で事業登録して、確定申告しましょう。

不動産所得は、本業と損益通算できますので、赤字が発生した場合に税金を取り戻すことができます。

事業届は、税務署に書類を1枚提出するだけです。

早期退職の道のり

私が54歳で早期退職するまでの道のりです。

勤めていた会社に早期退職制度が無かったので、同僚の間でも動揺が走りました。

1回目の転機

1回目の転機は、地方に転勤になった時。

40歳目前でした。

余暇の時間が増えたため、せどりを始めました。

子供の知識を拝借し、ヤフオクでトレーディングカードの転売を始めました。

小売りの基本、安く仕入れて高く売ることを学びました。

2回目の転機

2回目の転機は、黄昏たそがれ研修で出世の道が途絶えた時。

48歳でした。

税務署に事業届を提出し、不動産賃貸業を始めました。

不動産賃貸業を軌道に乗せる

金融機関に32年勤めましたが、不動産事業は右も左も分かりません。

まず、築古ちくふる区分マンションを購入し、走りながら考えることにしました。

ところが、区分マンションは、キャッシュフローが出ないことが分かります。

すぐに方向転換し、築古戸建ちくふるこだてにシフト。

年1~3戸のペースで、築古戸建を買い進めていきます。

築古戸建の最大のメリットは、減価償却(経費)を大きく取れること。

本業の給料と損益通算し、累計600万円税金還付を受けました。

6年間の副業で、600万円の築古戸建が、無料で手に入った計算になります

ただし、間違っても新築ワンルームに手を出してはいけません!

人生の遠回りです。

不動産賃貸業は、会社員と親和性の高い副業です。理由は、赤字を損益通算できるからです。

第2・第3の副業に挑戦する

副業の不動産賃貸業を拡大させていきました。

さらに、第2・第3の副業に挑戦します。

輸入せどりを1年で黒字化させ、現在はアフィリエイトに挑戦中です。

生活の基盤を安定させる

ストックビジネスとして、不動産賃貸業が本業と遜色ない収入源になりました。

フロービジネスとして、せどりが小遣い程度の収入源になりました。

妻の理解もあり、54歳で早期退職することを決断しました。

事業を始める資本金

皆さんが気になるのは、起業の資本金だと思います。

不動産賃貸業は、300万円の資金からスタートしました。

1回目の転機

40歳目前、せどりを始めた頃の預貯金は、マイナス700万円

当時はギャンブルが好きで、競走馬10頭の一口馬主でした。

スポーツカーも大好きで、車を同時に3台所有していたこともあります。

せどりを始めたことにより、改めてお金の大切さに気付き、借金返済に励みました。

2回目の転機

48歳で不動産賃貸業を始めた頃の預貯金は、プラス300万円

区分マンション1000万円の購入資金は、ノンバンクから融資を受けました。

以降は、子供の学資保険を前借りしたり、自宅不動産を抵当に入れて金策します。

事業的規模に拡大すると、日本政策金融公庫や信用金庫が融資してくれるようになりました。

累計の不動産投資額は、約1億円

現在の融資残高は、約2000万円ですが、60歳の完済時にすべての不動産が手に入ることになります。

会社員を勤め上げ、65歳でもらう退職金より大きな金額です。

資本金300万円から、事業をスタートしました。

あとがき

人生の晩年になってから、早期退職というリスクを冒すことに、異論もあると思います。

とはいえ、一度きりの人生

自己肯定感が希薄になった自分をだまして、惰性だせいで時間を浪費ろうひすることには耐えられません

ゼロから1円を生み出す経験をすると、人生の可能性は大きく広がります。

65歳まで会社員を続けながら、副業を拡大させることも選択肢のひとつ。

まず、一歩を踏み出し、自身の可能性について考えてみてはどうでしょうか。

当サイトでは、中高年の「Side FIRE」を応援しています。

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