会社を辞めようか・・・
そう悩んでいる中高年の会社員は、多いと思います。
普通の会社員だった私は、定年まで10年以上を残して早期退職しました。
この記事を書いた動機は、真似をすることで、高い確率で会社を辞めることができるからです。
頭で分かっていても実際に行動を起こす人は、1%もいないことも知っています。
しかし、その1%の方に参考となれば幸いです。
会社を早期退職する方法
早速、そんなことができるなら、苦労は無いと反論が出そうです。
会社員として給料をもらう生活に慣れてしまうと、起業を難しく考えてしまうものです。
起業を想像するとき、自身が就職活動したような大きな「会社」を想像していませんか?
自分自身が事業主の個人事業も、立派な起業となります。
大きな会社を起業する必要はありません。個人事業も立派な起業です。
起業する
いきなり起業といっても、何から始めればよいか戸惑いますよね。
3つのステップに分けて手順を説明します。
①成功体験を得る
生まれてこのかた、もらい続けてきた人生でした。
- 親から小遣いをもらう
- 会社から給料をもらう
- 行政から補助金をもらう
自身の労働力を提供することで給料がもらえるわけですが、ノルマを達成できずとも、労働基準法でまもられた最低賃金を受け取ることができます。
まずは、自分自身の力で、ゼロから1円を生み出す経験をしてみましょう!
ファーストキャッシュは、何よりも嬉しいものです。
- フリマアプリで、不用品を販売する。
- クラウドワークスに登録し、自身のスキルを販売する。
- イベントを主催して、参加費を集める。
学生時代に学園祭で出店し、物販やサービス提供を経験済かもしれませんね。
自分で稼いだ1円は、本当に価値があります。
②副業を始める
ノウハウが出尽くしている副業を、ひと通り真似てみることです。
意外な自分の適性を、見つけることができるものです。
- せどり(難易度低・即収益につながる)
- アフィリエイト(難易度低・広告収益に1年以上かかる)
- ハンドメイド(難易度低・ファンを掴めば販路は多い)
- 動画編集(難易度中・パソコンやソフトが必須だが簡単に収益可能)
- 不動産賃貸(難易度中・再現性が高く会社員との親和性が高い)
- 物販(難易度中・企画製造を外注できれば販路は多い)
- プログラミング(難易度高・高収入を期待できるが独学は難しい)
- webデザイン(難易度高・webページ制作の需要多いが独学は難しい)
- YouTube(難易度高・自由度が高いが飽和状態で収益化が難しい)
何から始めたらよいか迷う場合は、全部やってみましょう!
③事業登録する
副業を解禁する企業が増えました。
税務署で事業登録して、確定申告しましょう。
不動産所得は、本業と損益通算できますので、赤字が発生した場合に税金を取り戻すことができます。
事業届は、税務署に書類を1枚提出するだけです。
早期退職の道のり
私が54歳で早期退職するまでの道のりです。勤めていた会社に早期退職制度が無かったので、同僚の間でも動揺が広がりました。
①1回目の転機
1回目の転機は、地方に転勤になった時。
40歳目前でした。
余暇の時間が増えたため、せどりを始めました。
子供の知識を拝借し、ヤフオクでトレーディングカードの転売を始めました。
小売りの基本、安く仕入れて高く売ることを学びました。
②2回目の転機
2回目の転機は、黄昏研修で出世の道が途絶えた時。
48歳でした。
税務署に事業届を提出し、不動産賃貸業を始めました。
③不動産賃貸業をはじめる
金融機関に32年勤めましたが、不動産事業は右も左も分かりません。
まず、築古区分マンションを購入し、走りながら考えることにしました。
ところが、区分マンションは、キャッシュフローが出ないことが分かります。
すぐに方向転換し、築古戸建にシフト。
年1~3戸のペースで、築古戸建を買い進めていきました。
築古戸建の最大のメリットは、減価償却(経費)を大きく取れること。
本業の給料と損益通算し、累計600万円の税金還付を受けました。
6年間の副業で、600万円の築古戸建が、無料で手に入った計算になります。
ただし、間違っても新築ワンルームに手を出してはいけません!
人生の遠回りです。
不動産賃貸業は、会社員と親和性の高い副業です。理由は、赤字を損益通算できるからです。
④第2の副業に挑戦する
副業の不動産賃貸業を拡大させていきました。さらに、第2、第3の副業に挑戦します。
輸入せどりを1年で黒字化させ、現在はアフィリエイトに挑戦中です。
⑤生活の基盤を安定させる
ストックビジネスとして、不動産賃貸業が本業と遜色ない収入源になりました。
フロービジネスとして、せどりが小遣い程度の収入源になりました。
妻の理解もあり、54歳で早期退職することを決断しました。
事業を始める資本金
皆さんが気になるのは、起業の資本金だと思います。
不動産賃貸業は、300万円の資金からスタートしました。
①1回目の転機
40歳目前、せどりを始めた頃の預貯金は、マイナス700万円。
当時はギャンブルが好きで、競走馬10頭の一口馬主でした。
スポーツカーも大好きで、車を同時に3台所有していたこともあります。
せどりを始めたことにより、改めてお金の大切さに気付き、借金返済に励みました。
②2回目の転機
48歳で不動産賃貸業を始めた頃の預貯金は、300万円。
区分マンション1000万円の購入資金は、ノンバンクから融資を受けました。
以降は、子供の学資保険を前借りしたり、自宅不動産を抵当に入れて金策します。
事業的規模に拡大すると、日本政策金融公庫や信用金庫が融資してくれるようになりました。
累計の不動産投資額は、約1億円。
現在の融資残高は、約2000万円ですが、60歳の完済時にすべての不動産が手に入ることになります。
会社員を勤め上げ、65歳でもらう退職金より大きな金額です。
資本金300万円から、事業をスタートしました。
あとがき
人生の晩年になってから、早期退職というリスクを冒すことに、異論もあると思います。
とはいえ、一度きりの人生。
自己肯定感が希薄になった自分を騙して、惰性で時間を浪費することには耐えられません。
ゼロから1円を生み出す経験をすると、人生の可能性は大きく広がります。
65歳まで会社員を続けながら、副業を拡大させることも選択肢のひとつ。
まず、一歩を踏み出し、自身の可能性について考えてみてはどうでしょうか。
当ブログでは、中高年の「Side FIRE」を応援しています。