人間の欲求には5段階ある!アブラハム・マズローの心理学

人間5段階の欲求

最近のRPG(ロールプレイングゲーム)は、強くてNew Gameがある。

1周目に獲得した経験値を2周目の冒険に引き継げるものだ。

ボスキャラも会心の一撃で倒せる。

もしかしたら、人生も同じかもしれない。

人生100年とすれば、

50歳からの人生は2周目なんじゃないか?

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人間の欲求

心理学者アブラハム・マズローによると、人間の欲求には、5段階あるらしい。

①生存欲求
②安全欲求
③愛と所属の欲求
④承認欲求
⑤自己実現欲求

まず、①命を確保し、②安心して生活できると、③愛情や仲間が欲しくなる。

その後は、④他人から認められ⑤あるべき自分になりたいと思うようだ。

ちなみに、心理学者アドラーは、④を否定している。他人の評価を気にすると、その評価を得るために生きるようになるから。

人生1周目

50歳前後の中高年は、1周目と2周目の狭間で、もがき苦しむのだろう。

これまで疑うことなく、ビジネスの観点からものごとを考え、会社の評価に依存してきた。

でも、築いた地位や肩書は、役職定年であっけなく消失。

自己肯定感の下がった自分…

定年まで時間をやり過ごす?

それは、もったいないよね。

だって、豊富な知識やつちかった経験は、ちゃんと生きてるんだから

幕末の志士なんて、こころざしなかばの1周目で亡くなっているんだし。

人生2周目

人生2周目。

50歳から、⑤自己実現欲求を開放してみてはどうか。

会社で評価される自分と決別し、

なりたい自分になる

さいわい、お金も時間もある。

???

いや、お金はないな…

でも、50年生きてきた自負もあるし、知恵もある。

真善美を追究する

真善美しんぜんびの原点は、ギリシャの哲学者プラトンのイデア論。

…真理を追究する。
…生き方を追求する。
…美しさを追究する。

人生2周目で、

宇宙の真理を追究するつもりもないし、芸術を極める器量もない。

ただ、「善」は追究してもいいのではないか

残りの人生を、どのように過ごすのか?

会社員としての終着は、何歳なのか?

60歳? 65歳? 70歳?

もし、いつまで働くか決めていないなら、次の人生を追究しようもない。

後悔だけは避けたい

人生1周目のテーマは明確だ。

勉強して進学し、就職して家庭を持つ。

そして、経済原理と競争原理にしばられる。

人生の目的が、お金や地位になることは致し方ない。

人生2周目は、ラインから外れてショックを受ける。

なぜか、女性の立ち直りは早いそうだ。

男性は、早くから2周目を模擬体験したほうがよい。

人間らしい暮らしとは?

やり残したことは?

あきらめていた夢は?

少なくとも、何もせず後悔することだけは避けたいな。