山本五十六は、時代に翻弄された悲運の英雄です。彼の人物像を背景に、多くの映画やドラマが作られました。
海軍大将でありながら、日独伊三国同盟に反対。第二次世界大戦勃発により、意思に反して真珠湾奇襲攻撃を開始。
最後は、ソロモン諸島上空で撃墜され、悲運の末路を辿りました。
彼の残した名言は、現代社会人の心にも沁みるものです。
山本五十六の名言
やってみせ
言って聞かせて
させてみて
誉めてやらねば
人は動かじ<原文>
やって見せ
説いて聞かせて
やらせてみ
讃めてやらねば
人は動かぬ※仕事を教えるのでも、讃めてやると云うことが、秘訣のようであります、讃めると云うことは馬鹿な奴をおだてると云うことではなく、共に喜ぶことなのであります。
苦しいこともあるだろう
言いたいこともあるだろう
不満なこともあるだろう
腹の立つこともあるだろう
泣きたいこともあるだろう
これらをじっとこらえてゆくのが
男の修行である※猛特訓に苦しむ兵のために書いてやったといわれます。
山本五十六記念館
新潟県長岡市にある山本五十六記念館。
山本五十六が搭乗して撃墜された「海軍一式陸上攻撃機」の左翼部分が展示されています。
損傷が激しく、墜落当時の様子が生々しく伝わります。
また、ハワイにある戦艦ミズーリ記念館とも深いつながりがあります。
乗艦していた戦艦長門の軍艦旗が、ミズーリ記念館から寄贈されて展示中です。
- 明治17年旧長岡藩士族高野家に生まれる
父56歳の時に生まれたので五十六と命名 - 大正5年旧長岡藩士山本家を継ぐ
- 大正8年アメリカ合衆国ハーバード大学で学ぶ
- 昭和9年ロンドン軍縮会議予備交渉の海軍代表
- 昭和14年聯合艦隊司令長官
- 昭和15年海軍大将
日独伊三国同盟に反対
- 昭和16年12月8日 真珠湾攻撃
- 昭和17年ミッドウェー作戦で大敗
- 昭和18年4月 ソロモン諸島上空(ブーゲンビル島)で米軍機に撃墜され戦死
(享年60歳) - 昭和18年5月 元帥
6月 国葬(皇族以外の平民が国葬された最初の人物)
山本五十六記念館
・新潟県長岡市呉服町1丁目4-1
・TEL:0258-37-8001
・入館料:大人500円
あとがき
山本五十六記念館は、悲惨な戦争を現代に伝えていました。
記念館をあとにして、新潟市まで足を延ばしました。新潟市に訪れた際は、必ず立ち寄る新潟中央卸売市場の水産食堂。
市場で働く職員向けの食堂ですが、一般客もウェルカム。人気No.1の特選海鮮丼は、このボリュームで1,180円!
機会があればご賞味ください。