私は事故物件を1件所有している。
マンションの1室だ。
過去に、女性がリストカットした。
私は気にせず購入する。
自分が住むわけでもない。
事実を告知して、安い賃料を設定すれば、住みたいという需要は多くある。
安く買えるので、安く貸しても、投資リターンは同じだ。
しかし…
どうも変だ。
その部屋で事件が続く。
最初、若い夫婦が借りてくれた。
ほどなくして、夫婦は離婚した。
その後、女性だけが住み続けてくれたが、
…病気でお亡くなりになった。
不動産賃貸の担当者がこう言う。
「私、霊感が強いんです」
「あの部屋には、誰かがいます」
ぎゃー!
脅かすのはやめてくれ!
事故物件の実態
この話には続きがある。
その後、女性と同居していた母親が住み続けてくれた。
しかし、その母親も挙動がおかしくなり、管理人室からクレームが入るようになった。
まもなくして母親は退去したが、滞納していた光熱費を、私が支払う羽目になってしまった。
そして、リフォームして賃貸募集すると、やはりすぐ入居が決まった。
シングルマザー。
またしても女性だ。
だが、こちらも光熱費の延滞が続き、管理人室からクレームが入る。
本人にメールするが、既読にならない…
困ったものだ。
でも、家賃の実害はない。
保証会社から入金される。
おそらく延滞しているのだろう。
事故物件はやめておこう
事故物件とは、自殺や他殺、腐敗が進んだ孤独死など、心理的瑕疵が伴うもの。
事故物件。
これから不動産投資を始める人は、やめた方がいい。
告知義務は、いつまでも付きまとうので煩わしい。
告知義務とは、告知事項に該当する瑕疵のこと。
①環境瑕疵(周辺に墓地や火葬場、反社事務所)
②法的瑕疵(建築基準法・都市計画法違反)
③物理的瑕疵(白蟻・アスベスト・雨漏り被害等)
④心理的瑕疵(自殺・他殺・腐敗が進行した孤独死)
不動産業界には、賃借人が2周したら告知不要という謎のルールがある。
限りなくグレーだ。
投資リターンが同じなら、まっとうな物件を買おう!
リセールの裾野も広がり、一般の実需が見込める。