会社員時代、毎年メンタルヘルス研修を受けた。
部下の顔色をうかがいながら、仕事をしなくてはいけない。
研修で教わったことで、衝撃を受けたことがある。
部下を叱ってはいけません!
はあぁ??
意味がわからんが…
理由はこうだ。
最近の若者は、叱られた経験がない。
親にも叱られず、先生にも叱られたことがない。
よって、上司から叱られても、若者には理解できませんというものだ。
これは冗談ではない。
管理職のオジサン達が、大真面目に受ける研修だ。
自分の若い頃は、先生に殴られ、毎日のように職員室の掃除をさせられた。
もはや、自分の常識が、下手するとモラルハラスメントにつながる。
恐ろしい時代になってしまったものだ。
うつ病を疑え!
さて、研修では、部下の精神疾患について教わる。
特に「うつ病」のサインを見逃してはいけない。
こんな状態になったら「うつ病」を疑ってみよう。
・悲しい
・憂鬱だ
・楽しくない
・楽しかったことが楽しくなくなった
・人に会いたくない
・何事にも興味がわかない
・自分には価値がない
・疲れやすい
・だるい
・元気がでない
・集中力がない
・意欲がない
・食欲がない
・心配事が頭から離れない
・失望から立ち直れない
・寝つきが悪い
・朝早く目覚める
・早く目覚めたあと眠れない
・夕方より朝の体調が悪い
・わけもなく涙がでる
特に、楽しかったことが、億劫に思い始めたら危険信号だ。
人の目が気になり、人に会いたくないのも要注意。
おひとりさまのリスク
孤独死は、年々増加している。
特に、40~50代の独身男性に多い。
女性は、年齢に比例して85歳以上に多く、これは平均寿命に近い。
孤独死を招く3大要因は、以下の通り。
社会的に孤立した状況・生活環境で、孤独死が発生しやすいようだ。
気になるのは、健康診断で高血圧や糖尿病を指摘されながら、医療機関を受診していないケースがほとんどらしい。
働き盛りの中高年は、注意したい。
あとがき
私の勤めた会社でも、精神疾患で出社できない人は珍しくなかった。
自分の命を絶ってしまう者も多かった。
とても悲しい。
それでは、「うつ病」に追い込んだ管理職がどうなるかというと…
ここでは語れないな…
理不尽な世の中であることだけは、間違いない。
言えることは、自分の身は自分で守ること!