中高年管理職の皆さん。
これは、耳が痛い話しではないでしょうか?
ひとつでも当てはまったら、危険信号です。
あなたは、パワハラで訴えられるかもしれません…
パワハラチェックリスト
あなたに心当たりがないでしょうか?
No | チェック項目 |
---|---|
1 | 部下を60分以上連続で指導したことがある |
2 | 部下を立たせたまま指導するることがある |
3 | 部下を指導するとき机を叩いたことがある |
4 | 部下を指導するとき物を投げたことがある |
5 | 個室ではなく一般オフィスで部下を指導した |
6 | 指導メールのcc.に部署全員や関係者を入れる |
7 | 「〇〇さんパワハラですよ」と冗談で言われた |
8 | 上司や同僚から指導が厳しいのではと言われた |
9 | 部下を指導して部下が泣いたことがある |
10 | 部下を「おまえ」と呼んだことがある |
11 | 部下にバカ、アホ、死ね、クズと言った |
12 | 部下に給料泥棒、役立たず、いらないと言った |
13 | 部下が精神疾患にかかったことがある |
14 | 配属6ヶ月以内に部下が退職した |
15 | 休日に仕事の電話やメールをしたことがある |
パワハラの原因
ひとつでも当てはまったあなた。
部下を成長させようとするのは、あなたの思い上がりかもしれません。
正しく指導することは、パワハラではないでしょう。
しかし、自分の期待通り成長しない部下に対して、人格にまで踏み込んではいけません。
<上司の叱責が裁判になった事例>
緊急オペで、上司の外科医が新人医師に「バカ!何やってるんだ」と、多くのスッタフの前で罵声を浴びせたケース。判例では、命にかかわる緊急性の高い状況だとして、民事責任を問われませんでした。
事例のようなケースでも、人格を否定するほど感情を高ぶらせて怒鳴ってしまうと、パワハラと認定されるでしょう。
パワハラを犯しやすい人には特徴があります。
それは、周囲を見下してバカ扱いしやすい傾向にあることです。
・世の中、バカばっかりだ!
・役員は何もわかっていない!
・会社の連中はクズばかりだ!
・ノロマな部下だ!
・そんなこともできないのか!
・無能な政治家ばかりだ!
・学校の先生は世間知らずだ!
・やぶ医者しかいない!
・礼儀知らずの若者ばかりだ!
・横柄な老人ばかりだ!
・どいつもこいつも…
身の周りで、怒りを感じることが増えたら注意が必要でしょう。
知らずのうちに、加害者になっているかもしれません。
部下を叱る4つのルール
部下を叱るためには、4つのルールがあります。
①叱る時間を決めておく
5分間など、あらかじめ時間を決めておきましょう。感情が高ぶる時間もありませんし、改善点を伝えることに集中できます。
②指導する前に1日考える
怒りを感じた場合は、1日考えて冷静になりましょう。怒りにまかせて指導すると、部下に本位が伝わらず、あなたの自己満足で終わってしまいます。
③個室で叱る
人前で叱ると、本人のプライドを傷つけます。指導のつもりが、逆恨みされる可能性もはらんでいます。公平で信頼できる人に同席してもらうのもよいでしょう。
④さん付で呼びかける
肩書や年齢に関係なく「さん」付けで呼びかけましょう。「おまえ」という呼び方は傲慢です。名前の呼び捨てや「ちゃん」付けは、モラハラになる危険性が潜んでいます。
(※出典:PRESIDENNT)
あとがき
パワハラチェックリストの結果は、いかがでしたか?
私には、2つ思い当たることがありました。
今思えば、自分ごときが何を偉ぶっていたのかと反省するばかりです。
結局のところ、叱られた部下がどう思うのか?
日頃から部下との信頼関係を築くことが大切なのでしょうね。