人生に満足している人が、定年後によかったと思うこと。

定年後によかったと思うこと

旅行しよう!

私が旅行好きなので、旅行をすすめるのではない。

人生に満足している大先輩たちが、定年後にやってよかったと思うことが「旅行」なのだそうだ。

幸福度の低い日本人であるが、年齢とともに幸福度が上がることがわかっている。

70代以上の49%の人が幸福度を感じている。

そんな幸せな大先輩から得たアンケート結果を紹介しよう。

定年後を楽しむ秘訣が潜んでいるかもしれない。

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定年後によかったこと

お金を使ってよかったこと

1位 旅行…65.0%
2位 趣味…50.7%
3位 健康…46.0%
4位 友人との交際…41.8% 
5位 自分の学び…32.3%
す6位 住居…25.8%
7位 食事…22.8%
8位 子どもの教育…12.5%
9位 衣類・おしゃれ…7.1%
10位 美容…0.6%

お金を使ってみてよかったと思うことが旅行なのだそうだ。あとで紹介するが、夫婦家族で旅行に出かけることで、人生の満足度も上がるらしい。

始めてみてよかったこと

1位 旅行…41.5%
2位 読書…31.2%
3位 園芸・ガーデニング…26.7%
4位 美術館・博物館めぐり…23.4% 
5位 ボランティア…22.0%
6位 神社・仏閣めぐり…18.7%
7位 料理…14.2%
8位 映画鑑賞…11.9%
9位 楽器演奏…10.1%
10位 外国語学習…9.8%

やはり1位が旅行。私は一年中旅に出かけるので薄れているが、今まで旅行らしいことをしてこなかった人にとっては、かなりの刺激になるようだ。

人生の満足度があがったこと

1位 夫婦・家族で旅行する…50.7%
2位 趣味の活動に参加する…49.3%
3位 夫婦で会話する…44.8%
4位 子どもや孫と交流する…41.5%
5位 友人との会話…32.0%
6位 地域活動に参加する…31.5%
7位 無駄な付き合いを減らした…22.6%
8位 近所付き合いを大事にする…22.3%
9位 友人との旅行…13.4%
10位 ペットを飼う…5.6%

総じて、人と交流することで、人生の満足度につながると見て取れる。会社に忠誠を尽くしてきた人生、次は家族にお返しする番だ。

お金の満足度

次に、お金の満足度について紹介する。

現在のお金の満足度を、62.3%のひとが「とても満足している」「やや満足している」と回答している。満足していると回答した人のお金の向き合い方が参考になる。

満足している人

1位 使うときは惜しまず使う 47.0%
2位 投資をする 41.5%
3位 再就職 36.4%
4位 節約する 32.4%
5位 ローンを完済する 24.9%
6位 固定費を見直す 20.9%
7位 子供や孫に贈与する 19.0%
8位 相続の準備をする 17.8%
9位 ふるさと納税 15.8%
10位 病気に備えて保険に入る 14.6%

満足度の高い人は、お金の使い方が潔く、投資にも積極的であることがわかる。

一方で、お金に満足していない人の、お金の向き合い方も見てみよう。

満足していない人

1位 節約する 46.3%
2位 再就職 35.2%
3位 ローンを完済する 35-2%
4位 固定費を見直す 24.1%
5位 病気に備えて保険に入る 22.2%
6位 投資をする 16.7%
7位 年金の繰り下げ受給 13.0%
8位 相続の準備をする 11.1%
9位 個人年金に入る 11.0%
10位 ふるさと納税 9.3%

両者を比べれば一目瞭然だ。お金に執着して節約する人ほど、お金の心配をして満足できない状況をつくりだしていないだろうか。

旅行のすすめ

未来のイメージ

まだ知らない世界を観に行こう。最後に、旅行の有意義性をお伝えしたい。

1. 新しい視野や価値観を得る

旅行を通じて、異なる文化や習慣に触れることで、自分の視野が広がり、新しい価値観が得られる。普段の生活では絶対に気付かないことや、他の地域や国の人々の考え方を知ることで、物事を多角的に見る力が養われる。

2. リフレッシュとストレス解消

日常の忙しさから離れ、新しい環境でリラックスすることで、心身ともにリフレッシュが図れる。自然の中で過ごしたり、観光地をめぐることで、ストレス解消効果が高まる。

3. 自己成長と自信の向上

旅行中には、予期せぬ出来事が起こりやすく、その対処を通じて問題解決能力が高まる。異国の地で言葉が通じなかったり、初めての環境に適応する経験が、自分の成長と自信に繋がることが多い。とりわけ、困難を乗り切ったあとの充実感は計り知れない。

4. 人との出会いと人間関係の深化

旅行先で出会う人々との交流は、友情や新しい繋がりを生むきっかけになる。また、家族や友人と一緒に旅行することで、普段とは違う体験を共有し、を深めることができる。

5. 好奇心と学びの充実

旅行先では、歴史的な建物や文化、自然環境などに触れることで、多くのことを学ぶことができる。自分の興味関心を深めたり、知性や感性を高めることで好奇心が満たされ、人生がより豊かになる。

6. 健康促進

旅行や自然の中でのアクティビティは、運動不足の解消や健康増進に役立つ。歩いたあとの程よい疲労感が、心身のリフレッシュにもつながる。日常生活に戻ってからも、次回の関心事として、ポジティブな影響をもたらす。

このように、旅行はただの娯楽ではなく、心と体に多くのプラスの効果をもたらす有意義な体験であると断言できる。

あとがき

今回のアンケートで、大先輩からのメッセージが添えてあった。そのなかで、特に印象に残った言葉がある。

定年後も時間は全然足りない。限られた時間を存分に楽しんでください

無名の一先輩の言葉ながら、とても心に染み入った。満足度の高い人生を歩みたいものだ。