
「地獄の底にも花が咲く」
どんな絶望にも、微かな希望や美しさがあるという詩的な表現。
2026年を迎えた。
しかし、おめでとうという気分にはなれない。
新年早々、絶望したからだ。
請求書を送付したが…
102万円の請求書を送付したことは、前回の記事で報告した。
すると、保険代理店の男性から電話が入った。
加害者の5階オーナーは、個人賠償責任保険に加入しているという。
今回の水漏れに関し、適用されるかもしれないとのこと。
やれやれ。
また最初から、被害のあらましを説明する事になった。
私は会社員時代からの習慣で、トラブルの内容は仔細に記録している。
交渉記録と現場写真を添えて、保険代理店にメール送信した。
そして、この男性は得意げに言う。
「火災保険だけじゃなく、賠償責任保険にも加入した方がいいですよ」
(それは、保険が適用されてから言えってもんだ…なんだかむかつく)
ただ、法律上で加害責任が認められない場合は、保険も適用されないとも言う。
(申請する前から、防波線を張ってきやがった)
着信拒否に唖然とする
それから1か月以上が経過し、とうとう新年を迎えてしまった。
何の連絡もない。
仕方なく、こちらから保険代理店に進捗確認のメールをした。
しかし、音沙汰もなく既読なのかさえわからない。
声を聞くのも嫌だが、有限会社代表にも電話してみた。
すると、「現在、お繋ぎできません」のアナウンス。
きーっ(歯ぎしりする音)
着信拒否になっているではないか!
腹が立つばかりで、目眩がしそうだ。
地獄の底にも花が咲く
公正証書を作成して、債務名義を取れないか考えた。
しかし、当方に債権の確証がない。
仕事柄、公証人役場には何度も出向いたことがある。
書類の書き方は教えてくれるが、債権を立証することができない。
郵便と違って、費用も1万円ぐらい必要だろう。
ここで、ちょっと冷静に考えてみることにした。
少しは前向きに捉えよう。
ここまでの収支を整理してみる。
被害額の概要
| 損害 | 支出 | 収入 |
|---|---|---|
| ぼったくり水漏れ調査 | 9万円 | - |
| 不要な洗面台交換 | 12万円 | - |
| 3階の現状回復 | 12万円 | - |
| 賃借人の退去支度金 | 30万円 | - |
| 不要なユニットバス交換 | 102万円 | - |
| 保険会社の見舞金 | - | 9万円 |
| 管理会社の総合保険 | - | 41万円 |
| 合計 | 165万円 | 50万円 |
賃借人退去後の家賃逸失利益は含まないことにする。
まったくの大損だが、良かったこともある。
1.管理会社の総合保険から41万円支給。
2.自身の火災保険から見舞金9万円支給。
3.面倒臭い賃借人が退去した。

賃借人は非常識な人物だった。
退去後に管理人室からクレームが入った。
共同ゴミ置き場に、分別されていない大量のゴミが捨られていたからだ。

それに、郵便ポストを開けるたびに、各方面からの督促状でいっぱいだ。
そういえば、家賃保証会社から電話があった。
やはり訴訟するようだ。
当方に債権が残っていれば、まとめて請求してくれるとのこと。
実は、水道料金の未納分も代弁したのだが、もう関わりたくないのでお断りした。
4.設備が新品になった。

本来なら150万円もするユニットバス。
配管工事からやり直し、洗面台もユニットバスも新調できた。
これを機に、トイレも新調してリフォームが終了した。
水回りはピカピカだ。
インカムゲインは赤字だが、キャピタルゲインで相殺できないだろうか。
現在は、売却方針で不動産会社に預かってもらっている。
(つづく)