JALどこかにマイル、石垣空港編。
石垣港から日本最南端の有人島・波照間島を訪れました。
波照間島は、石垣島から遠く離れた外海。高速船は大きく揺れますので、心配な方は酔い止め薬が必要です。
西表島と由布島の船旅も紹介します。
石垣島
石垣空港
台風14号が接近しており、直前までフライトが危ぶまれましたが、なんとか定刻通り到着。
早速、空港でソーキそばを頂きます。「やいま村」は、食べログ3.48の高評価店。
ソーキそば800円、スパム250円。柔らかくて大きなソーキが2個も入っています。フードコートですが、あなどれないうまさです。
9月の3連休のため、レンタカーは予約でいっぱい。わずかに残るレンタカーの最低金額は、なんと6万円!
移動は、路線バスを利用することにしました。
実は、離島中心に観光する場合は、レンタカーよりバスが便利。ノンストップバスが30分毎に循環、港まで所要時間30分。
お値段も片道500円、往復900円とリーズナブル。
The BREAKFAST HOTEL PORTO
「The BREAKFAST HOTEL PORTO」に2連泊。
石垣港離島ターミナルから徒歩10分、カジュアルで利便性の良いホテルでした。
こちらのホテルは、朝食がおすすめ。セルフ盛りの海鮮丼が美味しい。好きなだけ刺身を盛り付けることができますした。
ユーグレナモール
石垣島の繁華街といえば、ユーグレナモール。
シーサーのお土産でいっぱい。
アーケードで、珍しい自動販売機を見つけました。
マンゴー!パイン!山羊刺し?
石敢當が多く目に付きます。丁字路の突き当りに設けられる魔よけの石碑や石標です。
島のたべものや南風
夕食は、食べログ3.56の「島のたべものや南風」
なんとか座れましたが、人気店だけあり次々に観光客が入ってきます。
豚の角煮が、おいしかった。
グルクンの唐揚げ、食べたかったんですよね。骨までバリバリ食べられます。
日本最南端の波照間島
安心の大型フェリー
波照間島ツアーの早朝、トラブル発生。
天候不順のため中止の連絡が入りました。
「石垣~西表島~油布島~波照間島」八重山の島々を巡るコースでした。
しかし、8:00発の波照間島行き直行便は、運航予定とのこと。
それならばと、10分で準備してホテルから港へ猛ダッシュ。
ツアー中止の連絡をもらった石垣島トラベルセンター。
波照間島行き乗船券(往復7,830円)を購入しました。
8:00 安栄観光「ぱいじま2」は、比較的大きなフェリー。
外海は揺れますが、酔い止め薬を飲んでいたので平気でした。
直行便で約100分。波照間島港に到着。
港の周辺に、複数のレンタルショップが営業しています。予約は不要。
レンタル料金(3時間)
自転車:1000円
原付バイク:2000円
島を1周するのに、自転車は丸1日費やします。バイクなら3時間。レンタカーもありますが、各地に駐車場はありません。
断然、バイクがおすすめです。本日の愛車は白いTACT。
ニシ浜ビーチ
まず、ハテルマブルーのニシ浜に向かいます。
日本で最も綺麗な海に選ばれたこともあります。
バイクで数分、梅が見えてきました。
豊かなサンゴ礁による透き通った青が、ハテルマブルーと呼ばれています。
空と海と砂浜のグラデーションが、とても素敵なビーチです。
9月ですから、遊泳客より観光客が多かったようです。
穴場は、港の防波堤の先端。知る人ぞ知る景観、誰も居ないようです。
防波堤をよじ登って先端まで歩いてみます。
写真では分かりにくいですが、防波堤の高さは5m以上!
高所恐怖症の私は足がすくんで怖いのですが、妻は全く平気な様子で信じられない。
防波堤先端からの眺め。
ハテルマブルーがどこまでも広がっています。サンゴ礁も透けて見えていました。
日本最南端の碑
続いて、日本最南端の碑を目指します。
道路には、人も車も見当たりません。
野生のヤギが道案内してくれます。知らんけど…
そしてこれが、日本最南端之碑。
一度は来てみたかった日本最南端の地。これより向こうは、誰も人が住んでいません。
遠くに星空観測タワーが見えます。ここでは、南十字星も観ることができるのです。
道中で売店を見つけました。売店は島内で2軒だけ営業しているようです。
紫外線は本土の5倍。猛暑のなか、アイスがおいしい。
島をゆっくり1周して港に戻ってきました。ちょうど3時間のバイク旅。
陽気な太陽と潮風が、とても気持ち良かったです。
揺れる高速フェリー
13:15 石垣島への帰路は、恐怖の高速フェリー。
往路の直行便フェリーより、かなり狭い船内。
クルーが、黒いビニール袋(酔った時のお守り袋)を配って周ります。
そんなに揺れるのか?恐ろしい。
高速フェリーは、シートベルト必須。過去、観光客の腰椎骨折事故が発生したようです。
出航するとすぐに…
大きく揺れ始め…
時おり空中を浮遊する感覚が襲います。
船底が海面に着地するたび、大きな音と振動が座骨にも響きます。
もはや、海か空か波か判らない景色が延々と続きます。
船酔いする方は、なるべく後ろの席に座りましょう!
酔い止め薬も準備したほうが無難です。
ふうー。なんとか石垣島へ帰港して一安心。ずっと体が硬直していたように感じます。
ツアー中止のトラブルもありましたが、目的地の波照間島に行くことができて満足です。
波照間島のアクセス
始発便と最終便は、比較的大きなフェリー(130人~260人乗り)です。
高速フェリー(50人乗り)は、小型でスピードは出ますが大きく揺れます。
直通便と離島経由便があり、毎日往復3~4便が運航中。
所要時間60分~100分。
冬の季節は、荒波による欠航率が50%を超える月もあります。
西表島
最終日は、中止で行けなかった西表島と由布島の2島ツアーに参加してみます。
石垣島トラベルセンターで、ツアー代金9,450円。
西表島まで高速フェリーで40分。
港から観光バスに乗り、仲間川マングローブへ向かいます。
仲間川マングローブは、河口から10Kmあたりまで、海水と淡水が混じる汽水域です。
約1時間のマングローブツアーに参加。
マングローブは、樹木の名前ではありません。熱帯・亜熱帯地域の河口汽水域の湿地で、植物群落や森林を形成する木々の総称です。
種類は、100種類以上あるといわれています。
干潮になると複雑な根っこがよく見えます。
由布島
観光バスに乗り換え、由布島の水牛車乗り場へ移動。
西表島から由布島へは、歩いて渡ることもできる浅瀬です。
水牛の名前は「あやめちゃん」。年齢は16歳で、20歳まで現役で働くそうです。体重は1tもあり、重い荷台を首だけで支えます。
小さな島は、島全体がテーマパークになっています。
由布島で唯一の大型売店。
ハイビスカスが綺麗に咲いていました。
ここで、またもやトラブル発生!
15時頃、台湾沖でマグニチュード4.6の地震が発生。八重山地方に、津波警報が出てしまいました。フェリー運航が中止になり、石垣島に戻ることができません。
三味線の弾き語りが心地良いのですが、不安でいっぱい。足止めされたらどうしよう…
さいわい、津波警報解除。17時発の最終便は、運航してくれるそうです。
最終便は、大きなフェリー。揺れも少なく快適なクルージングでした。
あとがき
空港で、竹富町ご当地キャラクターのピカリャ~(イリオモテヤマネコ)がお見送りしてくれました。ちなみに、ピカリャ~は男の子。
台風の影響により、翌日は全便が欠航。間一髪セーフの旅となりました(汗)