事故時諸費用に絶望する〜絶望その⑨

人生には意味がある
「人生にはどんな時にも意味がある。たとえ絶望の中にあっても。」ヴィクトール・フランクル『夜と霧』〜ナチス強制収容所での過酷な体験をもとに、極限状態における人間心理を分析した記録。飢えや恐怖の中でも、「生きる意味」を見出した者だけが生き残れると説く。

損害賠償金に絶望する〜絶望その⑧から続く。

諦めの悪い私は、三○住○海上火災に相談した。

ユニットバスの補償は受けられなかったが、事故時諸費用が適用できるかもしれないという。

数日後に、算定額の結果メールが届いた。

その算定額を見て絶望した。

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事故時諸費用

事故時諸費用(特約)とは、建物や家財に損害を受けて保険金が支払われる際、その損害保険金とは別枠で受け取れる臨時の費用保険金のこと。損害保険金の10%(上限300万円)程度が一般的で、生活再建の雑費に充当される。

書類に請求金額欄がある。

金額をいくら記載したら良いのか聞いてみた。

すると「1,026,300円と記載しておいてください」という。

もしかしたら、全額補填されるのかもしれない。

ワクワク、ドキドキ。

しかし、算定額の結果メールに落胆した。

・請求額:1,026,300円
・算定額:13,612円


ケタが間違っているのかと思った。

加害者の損害賠償不足分(差額▲222,420円)に大きく及ばない。

算定額の結果メールには、ステータス「対応完了」となっている。

もう何を言っても覆らないのだろう。

まあ、想定通りではある。

内覧者から購入申し込み

100万円値下げした今回のマンション。

内覧してくださった方から、購入の申し込みが入った。

現在、金融機関でローンの審査中である。

この申込者から、次のような質問が入った。

隣人がどのような人か知っていれば教えて欲しい」とのこと。

残念ながら、よく知らない。

しかし、上下階の住人は良い人達だと伝えておいた。

上階のオーナーは最悪の人物だが、住んでいる賃借人に非はない。

ところで、このマンションが事故物件であることは告知済である。

隣人よりも、鏡の奥に住んでいる同居人事故物件を買うとこうなる!)のことは、気にならないのだろうか?

売却できたら、事故物件を運用した10年間の収支報告をしてみたい。

最後の懸念事項

住宅ローンを組めない人は多い。

賃貸保証会社の審査に落ちる人も多い。

事故物件が売却できるのか、一抹の不安が残る。

そしてもうひとつ、最後の懸念事項がある。

実は、このマンションには、開かずの金庫が隠されていることだ。

押入れの壁の中に、小さな金庫が埋め込んである。

前のオーナーが、リフォームの際に造作したのだろう。

だが、マンションを購入した当時から、金庫の鍵は受け継いでいない。

今まで気にも留めていなかったが、売却するとなると妙に気になり始めた。

もし、万が一、お宝が眠っていたら?

鍵師に依頼すると、数万円は請求されるしなあ…

(つづく)