12月のフランス旅行。
今回の目的地は、モン・サン=ミッシェル。
「一生に一度は行ってみたい珠玉の世界遺産」第一位に選ばれたこともある。
クリスマスシーズンのパリの街並みも紹介する。
フランスの旅
港街オンフルール
パリからツアーバスで、モン・サンミッシェルに移動。約5時間の旅だ。
途中、多くの画家や音楽家が愛した街、港町オンフルールを散策。パステルカラーのテラスハウスと石畳が、ポストカードのように素敵な街だった。
サント・カトリーヌ教会は、旧市街にあるフランス最大の木造建築。
この協会も、すでにクリスマスの装飾でにぎやかだった。
モン・サンミッシェル
モン・サンミッシェル島へとつながる橋は、一般車両の通行禁止。ツアーバスから、専用の無料シャトルバスに乗り換える。
ポップな牛のオブジェを見つけた。ノルマンディー地方は、フランス最大の酪農地帯でもある。
モン・サンミッシェルの全景が見えてきた。写真でしか見たことがないので感激もひとしおだ。
グランド・リュのメイン通りから修道院へ入っていく。
クリスマースケーキだろうか?
修道院の中は、意外にもカラフルな街並みで驚いた。
現在も使える水道のようだ。
「ラ・メルヴェイユ」とは、中世の3つの階層(聖職者・王や貴族・労働者)を演出する、3階建ての建物や廊下のこと。
ゴシック様式の「ラ・メルヴェイユ」は、まるで迷路のようだ。
屋上まで上がってみる。見上げると…
尖塔に、黄金の聖ミカエル像が見える。
屋上からの大展望。ちょうど干潮の時間帯で海が干上がっている。
昔の砲台が残っていた。
屋上から360度パノラマの絶景が素晴らしい。
その昔、「モン・サンミッシェルに行くなら、遺書を書いていけ」と言われた。満潮時に海に浮かぶ難所となり、多くのカトリック巡礼者が命を落としたらしい。
モン・サンミッシェルは、北海道より高い緯度に位置するが、氷点下になるほどではなく日本の真冬程度の防寒具で充分だった。
パリのシャンゼリゼ通り
自由時間は、パリの街並みを散策。
本場ドイツのクリスマスマーケットほどの華やかさはないが、充分にクリスマスムードを味わうことができる。
ノートルダム大聖堂
火事で焼失前のノートルダム大聖堂。
大きなクリスマスツリーで装飾されていた。
現在は、懸命な修復作業が進められている。
セーヌ河岸
フランスの冬は、霧や曇り空が多くなる。いつも暗い感じがする。
セーヌ河の遊覧は「バトー・ムーシュ」「バトー・パリジャン」がおすすめ。橋をくぐりながら、両岸の歴史的建築物を観光できる。
オランジュリー美術館
パリには、多くのミュージアムがある。ルーブル美術館・オルセー美術館も素晴らしいが、最もお気に入りは、オランジュリー美術館。
モネの「睡蓮」が見どころ。
200以上描かれた「睡蓮」の中で、オランジュリー美術館が所蔵する「睡蓮」は、8点の作品からなる連作。天井から柔らかい光が差し込み、自然の美しい睡蓮が際立つ演出が見事だ。
ヴェルサイユ宮殿
「鏡の間」は、いつも多くの観光客でにぎわっている。
噴水庭園。宮殿よりも建造に労力が費やされた。昔の貴族は、毎日この夕陽を眺めていたのだろう。
凱旋門
パリの夜は、クリスマスイルミネーションで彩られる。
大迫力のライトアップされた凱旋門。
エッフェル塔
1889年 パリ万博の目玉として建造されたエッフェル塔。
高さ324mは、当時の世界で最も高いタワーだった。しかし、エッフェル塔の周辺は、物売りが多くて治安も悪いのでご注意を。
あとがき
パリ市内で、デモ行進に遭遇した。乗っていたタクシーのボンネットを叩かれ、少々怖い思いをした。フランス人は、デモやストライキが好きだ。
お土産にエッフェル塔の置物を購入した。冬のフランスも捨てがたいものがある。