
誰にも訪れる人の死。
不謹慎な話ですが、できれば突然死を希望します。
怖い思いをせず、痛みを感じず、前触れなもなくポックリ死ねたらいいなと考えます。
墜落する飛行機に乗り合わせたり、病で痛みに耐えながら死を迎えるのは辛そうです。
そうは言っても、死に方なんて選べるはずもありません。
死ぬ直前に、自分の人生を振り返ったとき、後悔はしたくないものです。
今回は、人が死ぬ前に「やり残したと思う事」を紹介します。
やり残したと思う事
人が死ぬ前に「やり残した」と感じることの代表的な10項目です。
1. 大切な人に感謝や愛を伝えられなかった
→ 両親、配偶者、子供、友人などに「ありがとう」や「愛してる」と伝えられなかった後悔。
2. 夢や目標を実現できなかった
→ 「もっと挑戦すればよかった」「本当にやりたかったことに時間を使えばよかった」と思うこと。
3. もっと旅行すればよかった
→ 「行きたい場所に行けなかった」「知らない世界をもっと見たかった」という後悔。
4. 仕事ばかりで人生を楽しめなかった
→ 「家族との時間をもっと大切にすればよかった」「趣味や遊びを楽しめばよかった」と思うこと。
5. 大切な人と仲直りできなかった
→ 「喧嘩したまま和解できなかった」「謝れなかった」という未練。
6. 自分の気持ちを正直に伝えられなかった
→ 「好きだった人に告白しなかった」「本音を言えなかった」などの後悔。
7. 健康をもっと大切にすればよかった
→ 「もっと運動しておけばよかった」「食生活を改善すればよかった」という思い。
8. 人生の小さな幸せをもっと味わえばよかった
→ 「美しい景色や美味しい食べ物、家族との何気ない時間をもっと大切にすればよかった」。
9. 恐れずに新しいことに挑戦すればよかった
→ 「リスクを取るのを怖がって行動できなかった」「新しい環境や仕事に飛び込めばよかった」。
10. もっと人の役に立てばよかった
→ 「人を助けたり、寄付をしたり、社会に貢献する活動をもっとすればよかった」と感じること。
やり残した事をなくすこと
それでは、やり残した事をなくすためにできることがないでしょうか。
次に、やり残したことをなくすためのヒントを紹介します。今からでもやれることは、意外と多いものです。
1. やり残したことをリストアップする
まず、現在の自分が「やりたかったけど、できていないこと」を書き出してみましょう。仕事、趣味、家族、健康など、ジャンルを分けて整理すると優先度が見えてきます。
• 若い頃に憧れていた楽器を始める
• 行きたかった場所に訪れる
• 社会に貢献する(ボランティア活動など)2. 小さく始めてみる
やり残したことを一気に解消しようとすると、時間や金銭面で難しく感じてしまいます。そこで、まずは小さな一歩を踏み出してみるのが大切です。
• 本格的に楽器を習う前に、YouTubeで独学してみる
• いきなり海外旅行は無理でも、英会話を始めてみる
• 週末に近くのボランティア活動に参加してみる3. 「いつか」ではなく期限を決める
「いつかやろう」と思っていると、結局やらずに終わってしまいます。「今年中に」「今月中に」と期限を決めることで、行動に移しやすくなります。
• 今月中にギターを買って触れてみる
• 今年中に1回は海外へ行ってみる
• お世話になった人に感謝の手紙を書いてみる4. 完璧を求めない
「今からやっても遅い」「どうせうまくいかない」と考えてしまうと、結局行動できません。完璧でなくても「やってみること」に意味があると考え、まずは始めてみましょう。
• 長い休みが取れなくとも、まずは1泊でも行ってみる
• 本格的なスポーツは無理と思わず、軽い運動から始めてみる5. 誰かと一緒にやる
1人では続かないことも、仲間と一緒ならやりやすくなります。家族、友人、同僚を巻き込むのも良い方法です。
• 同じ趣味を持つ人と一緒に挑戦する
• 友人やパートナーと「お互いに目標を達成する」と約束する6. 「やらなくていいこと」も決める
やりたいことばかりに目を向けると、逆にストレスになることもあります。「これはもういいかな」と割り切ることも大切です。残りの人生で優先順位を決めましょう。
• 「〇〇の資格を取る」は、もう必要ないかも?
• 「〇〇のベストスコアをだす」は、体力を考えると無理かも?
やり残したことをなくすには、「リストアップする → 小さく始める → 期限を決める → 完璧を求めすぎない → 誰かと一緒にやる → 必要のないものは手放す」という流れで考えると実行しやすくなります。
「もう遅い」ではなく、「今だからできることがある」と前向きに考えれば、やり残した事のない人生に近づけるかもしれません。
あとがき
もし自分が死ぬとき、やり残したという無念が残っていたら。この記事を書いている途中で、なぜか涙がでてきました。
自分の歩んだ人生は、自分で選択したものですが、後悔なんてないと言えば噓になるような気がします。
本当にこれで良かったのかと考えても、過ぎ去った過去は取り戻せません。
残りの人生を、悔いのない人生にしたいものですね。