Uberで、グランドナイルタワーからカイロタワーまで行ってみた。
エジプトのUber事情と、カイロタワー展望台からの景色、最後にグランドナイルタワーに宿泊した感想を紹介する。
エジプトのUber事情
海外での移動手段に、Uberやgrabを利用する人は多いだろう。運転手と待ち合わせる時、必ず車のナンバーを確認するはずだ。
エジプトのナンバープレートはアラビア語数字で書かれている。
これは厄介だ。渡航前に、0〜9のアラビア数字を暗記しておこう!
カイロタワーまで、歩くと47分かかるが、Uberなら10分で行けた。料金は200円程度。ぼったくりが無いので安心だ。
カイロに信号機は無い。交通事情は悪く、自動小銃を持った警官が交通整理をしていた。
カイロタワー
カイロタワーが、見えてきた。
カイロタワーは、ナイル川の島「ゲジーラ島」にあるテレビ塔。1961年に完済したタワーの高さは187m。その外観は、エジプトの象徴であるロータス(ハス)の花をモチーフにしており、エジプトのシンボルになっている。
入場料は、日本円で約1000円。
セキュリティチェックを受けて、年季の入ったエレベーターに乗り込む。
8人程度で満員だ。ガタゴト揺れながらゆっくりと上昇。
展望台にも警備員がいた。
カイロ市街とナイル川が見渡せる。しかし、砂塵が舞い景色が悪くて残念。よく晴れた日には、ピラミッドまで見渡せるそうだ。
展望台から階段を降りると…
回転式のレストランが営業している。70分で1周するそうだ。名古屋テレビ塔(180m)と同じぐらいの高さで、夜景が綺麗なようだ。若者たちのデートスポットになっていると聞いた。
さて、帰りもUber。カイロタワーまで、3分ほどで迎えに来てくれた。
気さくな運転手で、記念だと言って、1エジプトポンド(日本円で5円)の硬貨をくれた。
ツタンカーメンの絵柄が入っている!
嬉しくなって、料金に20エジプトポンド(日本円で100円)のチップを上乗せしてしまった。もしかしたら商売上手なのかもしれない。
グランドナイルタワー
2001年に「グランド・ハイアット・カイロ」としてオープン。経営者との対立により、運営会社のハイアットが撤退。2011年より「グランドナイルタワー」に名称変更。ナイル川の景観を楽しめるラグジュアリーホテルである。
最後に、宿泊したグランドナイルタワーも紹介しておく。5つ星ホテルだが、個人で予約するなら辞めたほうがいい。
エントランスは豪華で綺麗だ。昔のグランドハイアットを改装した。
ヨーロッパの宿泊客が多く、食事もヨーロッパ風でおいしい。
しかし、部屋の設備が時代遅れだ。ダイヤル式のエアコンは調整できず、電源プラグは破損、照明の一部が不具合で点灯しない。
テラスがあるが、座ろうと思えないほど汚れたチェアとテーブルが置いてある。
就寝間近になってシャワーが出ないことに気づいた。クレームを言うのも面倒臭いので、バスタブに湯を貯めて凌いだ。
最悪なのは、ホテルに隣接するギャラリーもぼったくること。観光客を馬鹿にしているとしか思えない。
ハイアットグループが撤退し、ホスピタリティが低下した。食事と景観は良いのに残念だ。他の口コミにもあるが、高いお金を支払うくらいなら、インターコンチネンタルやシェラトンに泊まった方が安いし無難だろう。