
政府が備蓄米を放出しても、市場にお米が流通しない。
物流の問題以外に、品薄感による価格上昇を意図的に操作している背景があるようだ。
JAにたずさわる労働者の裾野人口は、1,000万人にものぼる。
人件費や飼料の価格高騰を賄うためらしい。
これでは、「転売ヤー」と全く同じ手口ではないか。
PS5やコロナ禍のマスク転売が問題になったが、政府も官僚も同じ穴のムジナである。
※同じ穴のムジナとは、一見関係がないようにみえても、実は同じような悪事を働く仲間であることの例え。
世界の米消費量
日本は世界でも有数の米大国だと思われがちだが、あながちそうでもない。
・世界の米消費量 上位10カ国(2024年)
順位 | 国名 | 年間消費量(千t) |
---|---|---|
1 | 中国 | 142,700 |
2 | インド | 97,350 |
3 | インドネシア | 37,400 |
4 | バングラデシュ | 35,200 |
5 | ベトナム | 22,100 |
6 | フィリピン | 13,000 |
7 | タイ | 11,170 |
8 | ミャンマー | 9,900 |
9 | 日本 | 8,450 |
10 | ブラジル | 8,100 |
このデータから、アジア諸国が世界の米消費の大部分を占めていることがわかる。特に人口の多い中国とインドが、世界の米消費量の約45%を占めており、世界の米市場に大きな影響を与えていることは間違いない。
2023年にインドが一部の米輸出を禁止したことで、世界の米市場に大きな影響があったことはあまり知られていない。この措置により、約950万トンの米が市場から消え、価格の高騰を招いた。
日本の米消費量は第9位であるものの、人口の割に消費量が多いわけでもない。
日本人の朝ご飯の選択肢は、白い米粒だけではなく、パンやオートミールなど多様になった。ラーメン、うどん、蕎麦といった麺類が好きな日本人も多い。しかし、白いご飯にお茶漬けなどは、夜中に無性に食べたくなるのは私だけではないだろう。
話しは変わるが、私の実家は米の兼業農家である。こんなことなら、真面目に家業を継いでおけば良かったかもしれない。今頃、闇ルートでお米をさばいて、一儲けできたかもしれない。