増税?いつのまにか復興特別所得税が延長されている!

所得税増税表紙

本日(2025年8月4日)、定額減税給付金3万円が口座に振り込まれた。

ほとんどの会社員は、すでに忘れてしまっているだろう。昨年6月分の給与から、税金3万円が控除されたアレである。もう1年以上も前の経済政策なので、私自身も忘れていた。

いやいや、いくらなんでも遅すぎるだろ!

社会保険や年末調整の心配がないのは、会社員のメリットであることを実感する。

ところで、社会は消費税廃止などの議論で盛り上がっているなか、ひそかに所得税が増税されていることはご存じだろうか。

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復興特別所得税の延長

2011年の東日本大震災の復興財源として、復興特別所得税が創設された。インフラ整備や被災者支援、原子力災害の復旧など、国民が納得できる増税だったと思う。

復興特別所得税の税率=所得税額×2.1%

これは2025年までの時限的措置であったが、期間を2037年まで延長し、1%を防衛費に転用されることが決まっている。

あとがき

徴収される税額は、2.1%で変更はない。しかし、期間が延長されることで、明らかに増税であることは疑いようがない。

行き届いていない復興支援を、続けることには賛成である。

ただ、とある総理大臣が減税に対して「どこから財源を捻出するんですか!」と答弁している姿は、滑稽にさえ見えるのは私だけなのだろうか…?