FIREを達成すると、有り余る時間が手に入ります。
しかし、家族や親しい友人は働いています。
孤独感を嚙みしめている人が、いるのではないでしょうか?
今回は、”ひとりぼっち”について考えます。
ぼっち
人によって、ぼっちになる背景は様々でしょう。
- 仲間になりたいのに入れてもらえない
- 仲間と馴れ合うことが苦手
- ひとりで居ることが好き
ところが、FIREを達成すると、しばらくは否応なしに「ぼっち」になります。
- 親しい友人たちは働いている
- 上司も部下もいなくなる
- 仕事上の人脈はなくなる
- 名刺がなくなる
- 肩書がなくなる
これまで勤めていた会社の看板は、なくなります。
起業して名刺を作っても「あなた誰?」となるでしょう。
ひとり行動のすすめ
FIREを達成する前に「ひとり行動」に慣れておきましょう。
第二の人生では「ひとり行動」が大切になってきます。
会社員時代
組織に所属していると、良くも悪くもひとりでは行動できません。
- 朝は会議や資料。
- 昼は営業や報告。
- 夜は接待や宴会。
休日にゴルフコンペや社内旅行、運動会もあるでしょう。
気の進まない宴席、無理にお酒を飲んだり、必要以上にはしゃいだり。面白くもないのに笑って見せたり。
FIRE達成後
FIREを達成すると、会社員時代に苦痛を感じていたことは、一切やる必要がありません。
好きな人と、好きな時間に、好きな場所へ行くことができます。
でも、平日は?
誰と昼食をとる?
自分は暇だけど、友人や家族はこれまで通り働いています。
思い返してみてください。
- 会社帰りに、独り居酒屋でお酒を飲んだことがありますか?
- ホテルのラウンジで、独り珈琲を飲んだことがありますか?
- 独りで旅行したことがありますか?
- 独りで映画や演劇を鑑賞したことがありますか?
- 独りで美術館に入ったことがありますか?
孤独を遠ざける
「ひとり行動」が苦手な人は、孤独になりがち。
高齢者の孤立無援、孤独死が社会問題になっています。
現役時代、仕事に執着していた人は、特に顕著です。
趣味や旅行を遠ざけ、家族や地域とのコミュニケーションを疎かにし、定年後に引きこもってしまったことに後悔する人が多いようです。
ひとり行動の本質
独りが苦手な人も、訓練すれば「ひとり行動」に慣れてきます。
「ひとり行動」を、単なる単独行動で終わらせるのは残念です。
「ひとり行動」の本質とは。
看板も肩書きもない個人が、ひとりで行動し、新しい人間関係を築くこと。
FIRE達成後は、新しいことにチャレンジし、新しい人脈づくりを目指しましょう!
会社を辞める前に
退職前に「自分のやりたいこと」をリストアップしましょう。
・何のために会社を辞めるのか?
・会社を辞めて何をするのか?
FIREが、会社からの逃避で終わらせてはいけません。
あとがき
私は、ひとりでも苦痛ではありません。
ひとりで海外旅行にも出かけます。
もちろん家族や友人は大切にしています。
ひとりが好きでも、孤独になりたくありませんからね。
当サイトでは、中高年の「Side FIRE」を応援しています。