![退職する勇気](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/25346313_m-300x225-1.jpg)
退職する勇気。
たいそうなお題であるが、
これがなかなか侮れない。
考えてみてほしい。
退職したら給料がなくなるのだ。
明日からの生活はどうなるのか?
焼肉や寿司は食べられるのか?
旅行はできるのか?
断っておくが、
このブログは、退職を推奨しているのではない。
退職するか迷っている人を応援しているものだ。
退職するには、理由がないといけない。
退職までのモチベーションも重要である。
退職してもいい理由とは?
![退職してもいい理由](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/image-11-1-300x250.jpg)
理由もなしに退職する人はいないだろう。
しかし、
なぜ会社を辞めたいのか?
明確に答えられる人も少ないだろう。
上司のパワハラに耐えられない?
職場の人間関係が嫌だから?
やりたかった仕事と違う?
どれも決定的な理由にはならない。
モラルハラスメントは、
社会全体に存在するものだし、
人間関係の煩わしさは、
どこにいってもつきまとう。
やりたい仕事で、お金をもらえる幸福な人はまれだ。
退職してよいのは理由が明確なとき。
・次の目標が決まっている。
・我慢できず病気になりそう。
すでに、転職先がきまっている。
すでに、副業で生活できる。
すでに、生活防衛資金が貯まっている。
次の目標が決まっているときは、
次のステップに進むときだ。
また、病気になりそうなとき。
そんな会社は、さっさと辞めたほうがいい。
我慢の限界を超えている。
ただ、漠然と嫌だから…では、
退職を踏み止まったほうがいい。
中高年の再就職には、厳しい現実が待っている。
退職までのモチベーション
退職にこぎつけるには、準備が必要だ。
金銭面や教育面、家族の理解も大切である。
あとは、退職するまでのモチベーション維持。
いざ、退職すると決めても、
生活を維持する手段を講じなくてはならない。
それが、短期間で叶うなら苦労はない。
普通は、貯蓄や副業を始めてから、長い年月が必用だ。
退職までのモチベーションを、どうやって維持するか?
途中で、
やっぱり社畜のほうが、
楽だと気付くことも多いだろう。
初志貫徹するには、相当なエネルギーがいる。
私のモチベーションは、こうだった。
会社を辞めると切り出したら、
同期たちはどんな顔をするだろう?
鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をするだろうか?
副業を始めて、退職するまでの6年間、
そんなことをモチベーションにしていた。
くだらないことに思えるだろうが、
これが効果的だったように思う。
同期で集まるたび、
途中で言い出したくなる衝動を抑え、
最後まで楽しみを取っておいた。
同期に退職の報告
![退職の報告](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_2758-1-300x230.jpg)
人事部に「退職願」を提出。
全社員に知れ渡る前に、同期にメールを一斉配信した。
「退職のご報告」
驚くほど、返信が早かった。
なんでやめるのか?
やめて何をするのか?
想定通りの質問が殺到した。
すでに、想定問答集も用意してある。
出世競争から、脱落したと思われたかもしれない。
もしかしたら、羨ましいと思われたのかもしれない。
それはわからない。
でも、爽快な気分になったことは確かだ。
6年間の秘密を、一気に開放したんだから。
退職願と退職届の違い
最後に、これだけは知っておこう。
「退職願」と「退職届」の違いについて。
失業保険の受給額に大きな違いが出る。
・退職願…自己都合でやめること。
・退職届…会社都合でやめること。
自己都合で退職する場合、なにを理由にするのか?
そもそも、会社をやめるのに理由はいらない。
「一身上の都合」とだけ記せばよい。
あとがき
「退職願」を提出したあとは、
これまで味わったことのない開放感で満たされる。
どれほどの開放感かというと…
夏休みとGW、お盆と正月を、
10年分まとめて取得するような感じ。
すでに退職して2年。
あのときの開放感を忘れずにいよう。