円満にFIREを達成するためには、家族の同意も必要です。
特に、配偶者の理解を得ておかないと、家庭内トラブルのもと。
「妻にプレゼントをあげたのに喜んでくれない」
「夫が結婚記念日を忘れていたことを恨んでいる」
よくある家庭内不和の一因です。
お互い好きで結婚したのに、時間の経過とともに亀裂が入るのは何故でしょうか?
原因のひとつは、見えている世界が違うから。
今回は、脳タイプの種類と、男女の脳機能の違いについて紹介します。
- 夫婦関係が円満でない人
- 男女の脳機能に興味がある人
- FIREを目指している人
脳タイプの種類
人の脳は、大きく分けて3タイプあります。
①視覚タイプ
見た目など、視覚を優先するタイプ。
プレゼントに喜ばれるのは、見栄えが良いものです。
②聴覚タイプ
聴覚を優先するタイプ。
プレゼントには、メッセージを添えると良いでしょう。
③体感タイプ
触覚、味覚、嗅覚などを含めた体の感覚を優先するタイプ。
プレゼントには、肌触りや香りが良いものが喜ばれます。
夫が体感タイプで、妻が視覚タイプの場合。
妻は、散らかった部屋を「汚い」と怒りますが、夫はよく理解できません。
夫は、残った生ごみが匂ってきそうな部屋を「汚い」と考えます。
配偶者に対し、同じ価値観を求めることが、夫婦仲に亀裂が入る一因と考えられます。
男女の脳機能の違い
男女によって、脳機能に違いが見られます。
色の識別
男性に比べて、女性は細かい色の識別が得意です。
妻が「この服の色、どっちがいい?」と聞きます。
夫が「どっちでも同じ」と答えて喧嘩になります。
これは、脳機能の違いによる可能性があります。
記憶の仕方
記憶を司る「海馬」と、感情に関わる「偏桃体」。
これらは、女性ホルモンのエストロゲンで活性化します。
「結婚記念日を忘れていた」こと。
妻は「悲しい・寂しい・悔しい」ストーリーとして記憶しています。
一方の夫は、単なる過去の出来事としか覚えていません。
脳の違いを乗り越えるヒント
男女脳の違いを、お互いに乗り越えるヒントです。
①内観幻想バイアス
他人の意見を聞かず「自分が正しい」と思い込むことを、内観幻想バイアスと呼びます。
良好な夫婦は「相手も自分と同じ」と思わず、「夫婦も他人」であると理解しています。
②ミラーニューロン
別名「物まね細胞」。
人は、自分と同じ行動をする存在を味方と見なし、違う存在を敵と見なす性質があります。
効果的なのは、話すスピードを一緒にしてみること。
言葉少な目にゆっくり話す夫と、声高にまくしたてる妻。
お互い話し方を真似てみてはどうでしょうか。
相手を勇気づける方法
相手の体調が悪い場合などに、効果的に勇気づける方法です。
ラブタスク
アドラー心理学において、人生の課題は3つに分類されます。
なかでも「ラブタスク」が、最も難しい課題とされています。
朝から体調が悪い夫。
妻が「会社を休んで、給料が減ったらどうするの?」と聞きます。
ラブタスクをおざなりにして、ワークタスクで会話する悪い例です。
愛情を持って、ラブタスクで接しましょう。
きく姿勢
きく姿勢には、3種類あります。
言うまでもなく、②聴く姿勢が大切です。
相手に寄り添い、相手の話をよく聴き、勇気づけましょう。
いつでもあなたの味方で、応援者であることを伝えましょう!
あとがき
夫婦の価値観の違いは、男女脳の違いによる可能性もありそうです。
FIREを達成するためには、配偶者の理解も大切になります。
日常から相手の世界観を想像しながら、夫婦のすれ違いをなくしておきましょう。