
自分の身の周りに起きていることは、すべて自分が引き寄せている。
幸運な人には幸せなことが続き、不幸な人には不運ばかりが続きます。
引き寄せの法則(Law of attraction)という言葉があります。
ポジティブな思考が良い経験を、ネガティブな思考が悪い経験を人生にもたらすという信念。
19世紀アメリカで始まった、キリスト教徒による疑似科学と考えられています。
植西聡氏の著書「人生がうまくいく引き寄せの法則」で、それは偶然ではないとしています。
それでは、どのようにすれば「幸運を引き寄せる」ことができるのでしょうか?
今回は、著書から幸運を引き寄せるための法則10選を紹介します。
- 引き寄せの法則を知りたい人
- 幸運を呼び込みたい人
- 不運が続いていいる人
1.生きているだけで幸せ
今日も生きている。
それだけで幸せなことだと喜べる。
現代の日本人は、戦争で命を脅かされることも、餓死を心配する必要もありません。
病気になると「健康はありがたいなぁ」と自覚するのに、元気になった途端に忘れてしまいます。
私の親友は、妻子を残して30代の若さで早世しました。
彼の無念を考えると、今を生きている自分が幸せだと感じることができます。
一度きりの人生。
大切に使いたいものです。
2.否定的な言葉で願いごとをしない
否定形の言葉で願いごとが浮かんだら、プラスの言葉に置き換える。
欲しいものを明確に願うことは、幸運を引き寄せるために欠かせないステップです。
しかし、やり方を間違えると望みは叶いません。
このように、病気という言葉は、無意識のうちにマイナスのエネルギーに侵されます。
健康という言葉を使うことで、心はプラスのエネルギーで満たされます。
3.叶わない願いごともある
他人の不幸を望むと、自分自身によくないことが訪れる。
心の中には、大量のマイナスエネルギーが生まれます。
昇給や昇格、受験や資格試験の合格、遺産相続や宝くじの当選。
自分のことなら喜べるのに、他人のことになると嫉妬で素直に喜べないのが人情。
私の会社員時代、昇格が遅れている部下がいました。
同僚や後輩の昇格祝いにも、率先して出席していましたが、彼の妻からこう詰られていました。
「他人のお祝いばかり参加してどうするん?」
結果はご明察の通り、彼も昇格を果たせたのでした。
他人の不幸を望んで、幸せになったという話は聞いたことがありません。
4.「たいしたことじゃない」と考える
大きいと思えば大きくなり、小さいと思えば小さくなるのが問題というもの。
心にマイナスのエネルギーをためやすい人は、心配性の人が多いようです。
楽観的に「たいしたことじゃない」と考えることです。
悩めば悩むほど、事態は深刻になります。
私自身は、悩みがある時に「宇宙」を考えるようにしています。
宇宙からみれば、自分の悩みなんて無いに等しいと思えてきます。
5.自分の心にウソをつかない
自分の心に正直になると、自分のことを好きになれます。
自分を好きになるためには、自分に正直になること。
「やりたくない」ことを、周りの雰囲気に流されて選択した経験はないでしょうか。
自分にウソをつくと、体はストレスを感じるものです。
「やりたいこと」「やってみたいこと」に挑戦してみませんか?
6.好きなことをする

プラスのエネルギーを増やす方法は、自分の好きなことをすることです。
「これをしているとラク」とは意味が違います。
手抜きをしてダラダラと過ごしても幸運は呼び込めません。
旅行の前日は、ワクワクドキドキしますよね?
ゴルフをする人なら、ラウンド前日の晩はソワソワして眠れないものです。
心が喜ぶこと。
それを想像すると、自然とニコニコしてしまうような行動を取りましょう。
7.他人と自分を比べるのをやめる
他人を見て落ち込む人は、不運を引き寄せます。
他人を見て参考にする人は、幸運を引き寄せます。

NBA歴代最高のセンターと考えられる「シャキール・オニール」の名言です。
「君はマジック・ジョンソンのような選手になれるか」と質問されて答えています。
「マジック・ジョンソンは世界で一人しかいない。僕は自分自身になる。」
他人の成功や凄いところは、嫉妬や劣等感ではなく尊敬する気持ちに変えましょう。
8.自分を卑下する言葉を使わない
自分を卑下する言葉を使うと、自信が奪われます。
自身が無い人は、自分を卑下する言葉を使います。
「私には無理に決まっている」
「どうせ私には縁のないことだから」
自分の可能性を否定するような言葉は、自分の脳も聞いていて暗示にかかります。
私が若手の会社員だった頃に、上司から叱責を受けたエピソードです。
私は「自分は昇格なんて、どっちでもいいです」と発したことがありました。
それに対し「そんなことは、絶対に口に出して言うな!」と真剣に叱ってくれました。
今思うと大変ありがたい言葉でした。
9.感謝の気持ちを伝える
「ありがとう」を言うたびに、マイナスのエネルギーがプラスのエネルギーに変わります。
「ありがとう」は何度言っても、言い過ぎることはありません。
優しくしてもらったとき、楽しい時間を過ごせたとき、「ありがたいな」という気持ちを抱いたとき、言葉に出して感謝の気持ちを告げましょう。
私の妻は、自分自身の親兄弟にも「ありがとう」という言葉を頻繁に使います。
当初は、家族に対して余所余所しいと感じたものでしたが、天邪鬼の私も見習わないといけません。
10.新しいことにチャレンジする
過去の失敗で自分を縛るのではなく、失敗を未来に活かしましょう。
新しい習慣を身につけることで、プラスのエネルギーを増やすことができます。
学習性無力感の実験があります。
先ず、一匹の犬を部屋に入れて閉じ込めます。
部屋には電流が流れる仕掛けで、犬は走り回ってもがきます。
しかし、どこへ逃げても電流から逃れられず、抵抗を諦めてうずくまります。
次に、別の部屋に犬を移動させます。
部屋の一部だけ電流が流れる仕掛けですが、犬は抵抗せずうずくまります。
少し動けば電流から逃れられるのに「何をしても無駄だ」と思い込んでしまったのです。
このように、受動的で無気力な状態を「学習性無力感」といいます。
挑戦が恐い人は、このような状態にあるのかもしれません。
次は「きっとうまくいく」と信じて、チャレンジしてみませんか!?
記事「幸運を呼ぶ魔法の言葉」も併せてご覧ください。
あとがき
「引き寄せの法則」に「ない」という概念はなく、自分の周りにあるものすべてが、自分自身で引き寄せたものと考えます。
- 類は友を呼ぶ
- 成功すると思えば成功する
- 元気だと思えば元気になる
- 病気だと思えば病気になる
- 金持ちだと思えば金持ちになる
- 貧乏だと思えば貧乏になる
今回は「引き寄せの法則」10選を紹介しましたが、著書では100の法則が綴られています。
気になった人は、続きを読んでみてください。
![]() | 人生がうまくいく引き寄せの法則 (扶桑社文庫) [ 植西聰 ] 価格:638円 |


コメント