
12月のパリ旅行記です。
今回の目的地は、モン・サン=ミッシェル。
「一生に一度は行ってみたい珠玉の世界遺産」第一位に選ばれたこともあります。
併せてクリスマスシーズンのパリの街並みもお届けします。
モン・サンミッシェルの旅
世界遺産
モン・サンミッシェルは、潮の干満によって刻一刻と表情を変える美しき孤高の修道院です。
708年、司教オベールが大天使ミカエルから「この島に聖堂を建てよ」とのお告げを受け、13世紀には現在の姿になったと言われています。
満潮になると海に浮かぶ難所となり、多くのカトリック巡礼者が命を落としたことから「モン・サンミッシェルに行くなら遺書を書いていけ」と言われていたそうです。
1979年、世界文化遺産に登録されました。
港街オンフルール

パリからツアーバスでモン・サンミッシェルに移動します。
約5時間の旅です。
途中、港町オンフルールを散策しました。

カジュアルな彩りの家並みと石畳の道が、ポストカードのように素敵な街です。
多くの画家や音楽家が愛した街を、気分良く散歩しました。
モン・サンミッシェル
モン・サンミッシェル島をつなぐ橋は、車両通行禁止です。
ツアーバスから専用の無料シャトルバスに乗り換えます。


モン・サンミッシェルの全景が見えてきました。

北面には3層から成るゴシック様式の傑作「ラ・メルヴェイユ」があり、塔の先端には聖ミカエルの黄金像が載ります。

モン・サンミッシェルは、ノルマンディー地方とブルターニュ地方の境目に位置します。
北海道よりも緯度が高くなりますが、氷点下になるほどではなく、日本の真冬程度の防寒具で充分です。

クリスマースケーキでしょうか?

ラ・メルヴェイユとは、中世社会の3つの階層(聖職者・王や貴族・労働者)を演出する、3階建ての建物や廊下のことです。

迷路のような修道院を進み、屋上まで登ってみます。

聖ミカエル像が肉眼でもよく見えます。

屋上からの眺望です。
干潮の時間帯で、歩いてきた橋もよく見えます。

360度の絶景が素晴らしいモン・サッミッシェルからの景色でした。
パリの街並み
自由行動の時間を利用して、パリの街並みを散策しました。
本場ドイツのクリスマスマーケットほどの華やかさはありませんが、充分にクリスマスムードを味わうことが出来ます。
シャンゼリゼ通り

フランス人は、シャンゼリゼ通りを「世界で最も美しい通り」と称しますが、ゴミやペットの糞尿問題も多く、私は日本やシンガポールの方が綺麗だと思っています。
ノートルダム大聖堂

焼失前のノートルダム大聖堂です。
現在は、懸命な修復作業が進められています。

大聖堂の中は、クリスマスツリーで装飾されていました。


セーヌ河岸
1991年、パリのセーヌ河岸は、ノートルダム大聖堂やエッフェル塔と併せて世界遺産に登録されました。

セーヌ河を遊覧しながらランチやディナーが楽しめる「バトー・ムーシュ」「バトー・パリジャン」がお勧めです。

冬のフランスは、曇り空や霧が多くなります。
オランジュリー美術館
パリには、多くの素敵なミュージアムがあります。
「ルーブル美術館」「オルセー美術館」にも行きましたが、最も印象に残っているのが「オランジュリー美術館」です。

有名なモネの「睡蓮」は、200作品以上描かれています。
オランジュリー美術館が所蔵する「睡蓮」は、8点の作品からなる連作で、ここでしか観ることができません。

専用の展示室は、天井から柔らかい光が差し込みます。
自然のなかの美しい睡蓮が、より際立つような演出です。
ヴェルサイユ宮殿
パリ郊外にあるヴェルサイユ宮殿は、ルイ14世が建築したフランス絶対王政の象徴的な建造物です。
1979年、世界遺産に登録されました。

「鏡の間」は、いつも多くの観光客で賑わっています。

宮殿より建造に労力を費やされた噴水庭園。
昔の貴族は、毎日この夕陽を眺めていたのでしょうね。
凱旋門

パリ市街地は、クリスマスの装飾で賑わっています。

ライトアップされた凱旋門が大迫力です。
エッフェル塔

1889年、パリ万博の目玉として建造されたエッフェル塔。
高さ324mは、世界で最も高いタワーでした。

エッフェル塔の周辺は、物売りが多くて治安が悪いので注意が必要です。
お土産にエッフェル塔の置物を購入しました。


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