
12月のフランス旅行記です。
今回の目的地は、モン・サン=ミッシェル。
「一生に一度は行ってみたい珠玉の世界遺産」第一位に選ばれたこともあります。
クリスマスシーズンのパリの街並みも紹介します。
モン・サンミッシェル
世界遺産登録
708年、司教オベールが大天使ミカエルから「この島に聖堂を建てよ」というお告げを受けてから、13世紀には現在の姿になったと言われています。
満潮になると海に浮かぶ難所となり、多くのカトリック巡礼者が命を落としました。
「モン・サンミッシェルに行くなら、遺書を書いていけ」と言われるほどです。
港街オンフルール

パリからツアーバスで、モン・サンミッシェルに移動。
約5時間の旅です。

途中、多くの画家や音楽家が愛した街、港町オンフルールを散策しました。
カジュアルな彩りのテラスハウスと石畳が、ポストカードのように素敵な街です。
モン・サンミッシェル

モン・サンミッシェル島へつながる橋は、一般車両の通行禁止。
ツアーバスから専用の無料シャトルバスに乗り換えます。

モン・サンミッシェルの全景が見えてきました。

北面には3層から成るゴシック様式の傑作「ラ・メルヴェイユ」。
塔の先端には、聖ミカエルの黄金像が載ります。

モン・サンミッシェルは、ノルマンディー地方とブルターニュ地方の境目に位置します。
北海道より高い緯度ですが、氷点下になるほどではなく、日本の真冬程度の防寒具で充分。

クリスマースケーキでしょうか?

「ラ・メルヴェイユ」は、中世社会の3つの階層(聖職者・王や貴族・労働者)を演出する、3階建ての建物や廊下のこと。

迷路のような修道院を進み、屋上へ向かいます。

屋上から、聖ミカエル像がよく見えます。

屋上からの眺望。
ちょうど干潮の時間帯です。

360度のパノラマ絶景が素晴らしかったです。

パリの街並み
シャンゼリゼ通り

自由行動は、パリの街並みを散策。
本場ドイツのクリスマスマーケットほどの華やかさはありません。
それでも、充分にクリスマスムードを味わうことができます。
ノートルダム大聖堂

火事で焼失前のノートルダム大聖堂。

現在は、懸命な修復作業が進められています。

大聖堂の中は、大きなクリスマスツリーで装飾されていました。

セーヌ河岸

1991年、パリのセーヌ河岸は、世界遺産に登録されました。
セーヌ河を遊覧する「バトー・ムーシュ」「バトー・パリジャン」がお勧めです。

フランスの冬は、曇り空や霧が多くなりますね。
オランジュリー美術館

パリには、多くのミュージアムがあります。
ルーブル美術館・オルセー美術館も素敵ですが、最も好きなオランジュリー美術館。

200作品以上描かれたモネの「睡蓮」。
オランジュリー美術館が所蔵する「睡蓮」は、8点の作品からなる連作。
天井から柔らかい光が差し込み、自然の美しい睡蓮が際立つ演出です。
ヴェルサイユ宮殿

1979年、パリ郊外のヴェルサイユ宮殿は、世界遺産に登録されました。
ルイ14世が建築した、フランス絶対王政の象徴的な建造物。
「鏡の間」は、いつも多くの観光客でにぎわっています。

宮殿より建造に労力を費やされたという噴水庭園。
昔の貴族は、毎日この夕陽を眺めていたのでしょうね。
凱旋門

パリは、クリスマス一色。

ライトアップされた凱旋門が大迫力です。
エッフェル塔

1889年、パリ万博の目玉として建造されたエッフェル塔。

高さ324mは、世界で最も高いタワーでした。
エッフェル塔の周辺は、物売りが多く治安が悪いので注意が必要です。
あとがき
パリ市内でデモの行進に遭遇。

乗っていたタクシーのボンネットを叩かれ、少々怖い思いをしました。

お土産にエッフェル塔の置物を購入!

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