【乗鞍岳】ほおのき平駐車場で車中泊〜日本一簡単な百名山

ほおのき平駐車場で車中泊

猛暑日の夏は、山に限る。

日本一簡単にアクセスできる日本百名山「乗鞍岳」で、涼を取りたいと思います。

7月初旬、お花畑シーズン(7月中旬~8月)には少し早いのですが、駐車場が混雑するとのクチコミが多いため、岐阜県側のほおのき平駐車場」で車中泊することにしました。

「ほおのき平」駐車場には、バスセンターが隣接しています。

早朝に乗鞍岳の麓にある「乗鞍畳平」まで、一番乗りでアクセスできるはず。

この記事では、駐車場の混雑状況と、乗鞍岳の最高峰「剣が峰(標高3,026m)」までの登山を紹介します。動画も残していますので、ご興味のある方は参考にしてください。

スポンサーリンク

ほおのき平駐車場

※出典:濃飛バス

ほおのき平駐車場は、1,500台収容可能な無料駐車場。

「飛騨ほおのき平スキー場」と乗鞍畳平へアクセスできる「濃飛バス」停留所が隣接しています。

夜間の気温は19℃。すでに標高1,235mですから、夏の車中泊も苦になりません。

深夜1時頃に到着しましたが、駐車場は予想より空いており、翌日夕方まで満車になる様子はありませんでした。

ほおのき平の公衆トイレ
公衆トイレ

広い駐車場に公衆トイレが2ヶ所。早朝は混みますが、ウォッシュレットが付いて快適でした。

バスの始発運転は7時55分、チケット販売は7時30分の予定。

バス停の待合所

しかし、朝6時に目覚めると、ザックだけがバス停留所に並んでいるではありませんか!

どこの山でもそうですが、チケット購入前に、バス停に並ぶ謎のルールは辞めてほしいものです。

臨時バスを待つ登山客
バス停留所

幸い、混雑を見越して、臨時バスを出してくれるようです。

1時間前倒しの6時30分から、チケット販売開始。

7時5分発の臨時バスに乗車することができました。

バス時刻表と料金

本来のバス時刻表と料金は以下の通りです。

乗鞍スカイラインを走り、ほおのき平から畳平まで標高差1,200mを45分で結びます。自転車をバスに乗せて、畳平へ向かう観光客もいらっしゃいました。

ほおのき平 ⇒ 乗鞍畳平

ほおの
き平
7:558:308:559:309:5510:3010:5511:5512:5513:5514:55
乗鞍
畳平
8:409:159:4010:1510:4011:1511:4012:4013:4014:4015:40

乗鞍畳平 ⇒ ほおのき平

乗鞍
畳平
8:559:309:5510:3010:5511:5512:3012:5513:3013:5514:3014:5515:3015:55
ほおの
き平
9:4010:1510:4011:1511:4012:4013:1513:4014:1514:4015:1515:4016:1516:40

バス料金

ほおのき平 ↔ 畳平
片道往復
1,800円3,400円

乗鞍スカイラインは、標高1,684mの平湯峠から乗鞍山頂(畳平)まで全長約14㎞の山岳観光道路。渋滞解消と自然環境保護によるマイカー規制のため、バス、タクシー、自転車だけが通行可能。被災で一時通行止めになりましたが、2024年に再開しました。

畳平とお花畑

乗鞍岳のお花畑
お花畑

畳平バスセンターは、日本一標高の高いバス停留所です。

標高2,702m、気温は12℃。

畳平のお花畑は、7月中旬から8月にかけて見頃を迎えます。コバイケソウ・ミヤマキンポウゲ・ヨツバシオガマなど赤白黄色の可愛らしい花々が、遊歩道の足元に広がります。

マイカーがなくとも誰でもアクセスできる、まさに「天空のお花畑」です。

乗鞍岳(剣ケ峰)登山

乗鞍岳とは、長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる山々の総称。その最高峰が剣ヶ峰(3,026m)。難易度の低い日本一簡単な日本百名山として、多くの登山客が訪れます。

とはいえ3,000m級の山、高度になれるまでゆっくり歩くことが推奨されます。畳平から剣ヶ峰まで、往復約3時間の登山行程となります。

乗鞍岳ルートマップ
※出典:岐阜県高山市 飛騨乗鞍観光協会
権現池
権現池

23の峰と7つの湖、8つの平原をもつ乗鞍岳。飛騨からの眺めが、馬の背に鞍を乗せた姿に見えることから「乗鞍」と呼ばれます。美しい景観に残雪がまぶしいです。

日本アルプスの絶景
アルプスの山々

10時10分、剣ヶ峰3,026m登頂。

鞍岳山頂から、北アルプス、南アルプス、中欧アルプス、そして富士山や槍ヶ岳まで360度の大パノラマを見渡すことができます。強風でしたが、晴天になり素晴らしい景色に感動です。

「肩の小屋」では、きつねうどん(1,000円)をいただきました。高山で食べる麺類って、なぜか美味しいんですよね。

登山行程
  • 6:30
    ほおのき平チケット販売(通常7:30)
  • 7:05
    臨時バス乗車(通常始発7:55)
  • 7:50
    乗鞍畳平
  • 8:10
    お花畑
  • 9:00
    肩の小屋(休憩)
  • 9:50
    頂上小屋(休憩)
  • 10:10
    剣ヶ峰
  • 11:15
    肩の小屋(昼食)
  • 12:10
    乗鞍畳平(下山)
  • 12:45
    臨時バス乗車
  • 13:30
    ほおのき平

簡単な日本百名山と言われつつも、それなりに疲れす。それでも3,000m級の頂きに立つのは、爽快そのものでした。