
クリスマスと言えばドイツ。
ドイツは、いまやヨーロッパ全土に広まったクリスマスマーケットの発祥地です。
ニュルンベルクのクリスマスマーケットを訪れた旅行記です。
クリスマスマーケットの歴史

毎年、ドイツ全土2,500の都市でクリスマスマーケットが開催されます。
その中でも世界一有名なのが「ニュルンベルク」のクリスマスマーケットです。
例年200万人の観光客が訪れます。
起源には諸説あり、フランクフルト、ミュンヘン、ドレスデンが発祥地とする説や、オーストリアのウィーンだという説もあります。
クリスマスマーケットの期間

期間中は、街中がクリスマスイベントで盛り上がり、ドイツ発祥の空想物語「メルヘン」の世界が広がります。
1ヶ月の開催期間ですから、日本からの旅行計画も立てやすいですね。
ニュルンベルクの旅

空路、ルフトハンザドイツ航空にて、フランクフルトを拠点に観光します。

日本にもクリスマスイルミネーションの素敵な街がたくさんありますが、ドイツでは全ての街がクリスマスの装飾で輝いています。

翌日、フランクフルトから国有鉄道(通称DB)で移動します。
ドイツは、日本と違って改札がありません。
切符は乗務員により検札されるのですが、乗務員が回ってくる時とそうでない時があります。
私は、鉄道の移動で検札されたことがありません。
但し、無賃乗車が発覚した場合は、罰金(60€)を課せられますので注意しましょう。

ニュルンベルク中央駅から歩いて、メイン会場のハウプトマルク広場へ向かいます。

ハウプトマルク広場は、旧市街の真ん中にあります。
夜になると、聖母教会ハウプトマルクトが、幻想的にライトアップされます。

城壁に囲まれた旧市街の至る所に、クリスマスグッズやビール、ソーセージなどの屋台が並びます。

中世さながらの街の雰囲気と、クリスマスイルミネーションが、メルヘンチックです。


ビールとソーセージの食べ歩きが、最高に美味かったです!


続いて、フランクフルトから近郊の観光施設を3つ紹介します。
ケルン大聖堂

ドイツで一番見ておきたかった世界遺産が、ケルン大聖堂(1996年登録)です。
ゴシック様式の建築物としては世界最大で、高さ157mもあります。
現在の大聖堂は、宗教改革やナポレオン戦争などを経て、完成までに600年の歳月を費やしました。
ホーエンツォレルン橋越しに見るケルン大聖堂は圧巻です。


ファサードの尖塔が展望台になっています。
エレベーターが無いので、徒歩で階段を登る必要があります。
登って降りてくるまでに、最低でも30分は必要です。
時間と体力に自信のある方は、挑戦してみては如何でしょうか。

ケルン大聖堂からの絶景です!
身を乗り出すと危険!
アーヘン大聖堂

世界遺産アーヘン大聖堂(1978年登録)は、日本での知名度は地味ですが、世界遺産フリークなら誰もが知る遺産です。
1978年、世界で最初に登録された12の遺産のひとつだからです。
- アーヘン大聖堂(ドイツ)
- ヴィエリチカとボフニャの岩塩坑(ポーランド)
- クラクフ歴史地区(ポーランド)
- イエローストーン(アメリカ)
- メサ・ヴェルデ(アメリカ)
- ランス・オ・メドー国定史跡(カナダ)
- ナハニ国立公園(カナダ)
- ガラパゴス諸島(エクアドル)
- キトの市街(エクアドル)
- シミエン国立公園(エチオピア)
- ラリベラの岩窟教会群(エチオピア)
- ゴレ島(セネガル)
ちなみに世界遺産のきっかけとなったアブシンベル神殿(エジプト)は、1979年の登録です。

アーヘン大聖堂は北部ヨーロッパで最古のものであり、786年にカール大帝が建設を始めてから、1,000年以上の時を経て現在の姿になりました。

”ガラスの家”と呼ばれる礼拝堂が見どころです。
天井や壁に無数のステンドグラスが埋め込まれ、荘厳な空気に包まれています。

ハイデルベルク城

ドイツで最も有名な城跡で、旧市街の小高い丘にそびえ立っています。
1689年にルイ14世によって破壊され、現在は廃墟ですが観光スポットになっています。
ドイツ最古の大学、ハイデルベルク大学のキャンパスがある由緒正しき街です。

あとがき

ドイツの冬は、氷点下になることも多く、日本より5℃程度は低い印象です。
防寒具は必須ですが、街を歩くと汗をかくため、重ね着で体温調節することをお勧めします。
私は、ケルン大聖堂の展望台に登り、発汗後に熱が出て風邪をひきました。
ドイツ語が分からず、ドラッグストアで風邪薬を買うのに難儀した記憶があります。
12月は、ヨーロッパ全土がクリスマス一色になります。
どの国に旅行しても、ロマンチックな夜を過ごすことができるでしょうね。

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