でっかい富士山が目の前に広がる。こんな大自然でキャンプができるのは幸せだ。
しかし、ゆるキャン△の聖地になってから、浩庵キャンプ場の予約は取り辛くなった。まだ3月で寒いのだが、仕方がない。
本栖湖のある山梨県身延町は、街全体がゆるキャン△グッズであふれている。
道の駅もこんな状態。ブームは去ったかと思っていたが、まだまだ健在だ。
そもそも、ブームの前から、本栖湖の富士山は有名だった。本栖湖に映る逆さ富士が美しい。
この景色は、旧千円札と旧五千円札の裏側に描かれている。キャンプ場から、お札の景色を求めて、中ノ倉峠にも登ってみた。
浩庵キャンプ場
富士ICから国道139号線を北上すると、45分で本栖湖に到着する。
本栖湖を挟み、さっそく雄大な富士山が出迎えてくれて、テンションがあがる。
セントラルロッジ浩庵で受付。一般の観光客も多いため、駐車場の確保に苦労した。
受付は、早いもの順ではない。予約した順番に並ぶ。私は、13:00受付開始の3番目だった。早く到着しても、受付してもらえないので注意しよう!
土曜宿泊料金=大人2人+テント+タープ=4900円
いまどき、5000円以下のキャンプ場は貴重だ。しかも、当日15:00までキャンセル無料なのも珍しい。
セントラルロッジは、食堂と売店が併設されていた。さすがに、ゆるキャン△グッズでいっぱいだ。
カレーめんも山積み。アニメ視聴者ならわかる1500円!ここで、薪と氷を調達した。
さて、いよいよキャンプ場へ進入。
入口から、急な勾配が続く。4月中旬まで冬用タイヤが推奨されている。当日は、幸い残雪も少なく難を逃れた。
テントサイトは、林間サイトと湖畔サイトにわかれる。
受付は予約順だが、サイトはフリー。好きな場所を選べる。
やはり、人気は湖畔サイト。すでにたくさんの車で一杯だったが…
なんとか、一番右端の区画をゲットできた。富士山の眺望を妨げるものは何もない。かえってプライベート感があってよかった。
湖畔サイトは、直火もOK。しかし、富士山から強風が吹き下ろしてくる。手ごろな石を積み重ね、自然のリフレクターを造ってみた。
湖畔サイトの左端にも歩いてみる。湖畔サイトの難点は、湖面に向かって傾斜がきついこと。テントは、頭の方向を考えて設営したい。
湖畔から中腹にかけて、たくさんのサイトが選べる。黄色いビートでキャンプしている人がいた。お洒落だな。
こちらは、林間サイト。炊事場、トイレに近く、富士山の眺望より実用重視。平坦で、テントを設営しやすい。
広い共同炊事場。
コインシャワーは、24時間、2分100円。入浴希望者は、セントラルロッジで500円。
トイレは清潔。男性用にウォッシュレットは無い。女性用にウォッシュレットがひとつある。
炊事場にも、ちょっとした売店が併設されていた。
そして…結局、食べるよね。
カレーめん。
漁火のように幻想的な湖畔の夜。
天候に恵まれたおかげで、夜もうっすらと富士山の影が見えた。しかし、3月の夜は寒い。カイロをいっぱい貼り付けて就寝することにした。
中ノ倉峠展望地
セントラルロッジ横にベンチがある。初めて見るが、なんだか見慣れたベンチだ。
そう。ゆるキャン△なでしこが、居眠りして有名になったベンチだ。現在は、ベンチで寝たふりをする観光客が絶えない。
そのベンチの脇に、登山道の入口がある。中ノ倉峠まで680m。
中腹に差し掛かると、ここにも絶景ポイントがある。千円札の富士山は、このあたりから撮影された構図らしい。
展望地まで所要時間30分。残念ながら、逆さ富士は見れなかった。そもそも、逆さ富士に出会うのは難しい。以下、案内板の説明文より。
写真家・岡田紅陽「湖畔の春」
本栖湖は、その広さや風の条件から、逆さ富士が滅多に見られません。何度も足を運ぶことで運良く撮影できた1枚であり、その素晴らしさを評価され、1984年に五千円札、2004年に千円札の図様として採用されました。
逆さ富士は見れなかったが、富士山の眺望が素晴らしいことに感激した。
浩庵キャンプ場データ
予約はネットのみ、60日前の0時から受付開始。問題は、土日の予約が難しいこと。
キャンプ料金
今回は、土曜に宿泊して夫婦で4900円だった。平日と土日祝で、料金が違う。詳細は、HPでご確認ください。
通常料金(平日) | 金額 | 金額 |
---|---|---|
チェックイン時間 | 7:30~15:00 | 15:00~20:00 |
大人(中学生以上) | 700円 | 600円 |
小人(小学生) | 500円 | 400円 |
テント設営料 | 1,100円 | 1,000円 |
タープ設営料 | 600円 | 500円 |
スペースのみ | 600円 | 500円 |
駐車場 | 1,100円 | 1,000円 |
キャンピングカー | 2,200円 | 2,000円 |
バイク | 700円 | 600円 |
※休日・祝日・繁忙期は割り増し料金。
※レイトチェックアウト別料金。
注意事項
- キャンセルは当日15時まで
- 受付は浩庵セントラルロッジ
- 予約より早く到着しても受付不可
- 受付の駐車台数に限りあり
- チェックアウト10:00
- レイトチェックアウト17:00
- ゴミは持ち帰り
- 夜間・早朝は車の出入禁止
- アイドリング禁止
- 入口の車チェーンは各自開閉
- 12月~4月中旬は冬タイヤ推奨
- 花火は21:00まで
- 音響機器の使用禁止
- 水上レジャー救命胴衣着用義務
- 遊泳禁止
洪庵キャンプ場
山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉2926
電話 0556-38-0117
予約はネット受付のみ
あとがき
せっかく身延町に来たら、日帰り温泉に立ち寄ってみてはどうだろうか。
下部温泉にある下部ホテルの日帰り入浴は、大人1200円。単純硫黄泉と単純アルカリ泉、2種類の温泉を楽しめる。
そして、併設されているボロネーゼ専門店BIGOLIで、名物の富士山チーズボロネーゼ(Mサイズ1200円)を食べてみよう。
富士山の残雪をイメージした超硬質チーズ(グラナ・パダーノ)が、ボリューム満点で美味しかった!
下部温泉郷 下部ホテル
山梨県南巨摩郡身延町上之平1900
電話 0556-36-0311