
野母商船が運行する「フェリー太古」は、博多~五島列島を結ぶ定期フェリー。
所要時間は、片道8時間30分。
名前から想像する古びた船舶でなく、近代的な旅客フェリーでした。
五島列島までの船旅を紹介します。
フェリー太古
フェリー航路

太古の由来は、漢詩の一節「静如太古(しずかなることたいこのごとし)」から。
悠久の時を湛える海の静謐と、航海の無事を祈りを込めて名付けられました。
全長94m・全幅14.4m・総トン数1,598t・旅客定員350名・車輌数55台。
船内案内図


・定員4名スイート1室。専用の展望デッキあり。 ・ツイン16室。テレビやスリッパの備え付けあり。 ・定員4名ファミリー2室。 ・スタンダードは、雑魚寝。
運賃
博多 | |||||
---|---|---|---|---|---|
3,840円 | 宇久 | ||||
4,000円 | 480円 | 小値賀 | |||
4,370円 | 1,230円 | 960円 | 青方 | ||
4,750円 | 2,520円 | 2,080円 | 1,240円 | 奈留 | |
4,930円 | 2,890円 | 2,600円 | 1,660円 | 650円 | 福江 |
客室料金
クラス | 数 | 定員 | 下り(博多発) | 上り(福江発) |
---|---|---|---|---|
スイート | 1室 | 4名 | +17,600円 | +8,800円 |
ファミリー | 2室 | 4名 | +9,600円 | +4,800円 |
ツイン | 16室 | 2名 | +5,200円 | +2,600円 |
グリーン寝台 | 54席 | - | +2,200円 | +2,200円 |
グリーン和室 | 21席 | - | +1,500円 | +1,500円 |
時刻表
港 | 博多 | 宇久 | 小値賀 | 青方 | 奈留 | 福江 |
---|---|---|---|---|---|---|
下り便 | 23:45発 | 3:55着 4:05発 | 4:40着 4:50発 | 5:40着 6:05発 | 7:25着 7:35発 | 8:15着 |
上り便 | 17:50着 | 13:45着 13:55発 | 13:00着 13:10発 | 11:50着 12:10発 | ← | 10:10発 |
深夜、博多港から乗船し、目覚めると福江港に到着しています。
フェリー太古の船旅

今回、ツアーで博多港から福江港まで乗船しました。
意外にも綺麗な船舶で嬉しい限り。

博多23:45出航。

出航まで3時間あるので、ターミナル隣接の温浴施設へ。
波葉の湯、大人950円(土日祝1,050円)

フェリー乗船口。

太古へ乗り込みます。

フェリー太古へようこそ。

デッキから船室入口へ。

1組づつ、受付から客室まで案内してくれます。

インフォメーション。
お土産も豊富にそろっています。

太古のシンボルマーク。

豪華な造花。

客室は2階へ。

テレビで感涙した「舞いあがれ!」
否が応でも、気分が盛り上がります。

色とりどりのアート。

ツイン211号室。

客室は、こんな感じ。

テーブルは、収納可能。

椿のデザインクロスがお洒落。

コンセントが2個あり、充電も安心。
アメニティ類は無いので、準備が必要です。

1階スタンダードルームは、こんな感じ。

メニュー豊富な自動販売機。

リラックスルームの雑誌類。

ゲームコーナー。
コインは景品と交換できます。

清潔な化粧室。

終日利用可能なシャワールームは、男女合計4つ。
早朝に利用しましたが、混雑する様子はなし。
温度も湯量も、申し分なし。
ドライヤーのみ備え付け、タオルや石鹸はありません。

翌朝、展望ラウンジを覗いてみました。

ソファで寛ぐことができます。

朝日が昇り始めました。
展望ラウンジから、デッキへ出ると…

五島列島の素敵な景色が広がっています!

ルートマップ、もうすぐ福江港。

街が見えてきました。

8:15 定刻通り福江港に入港。
バラモン凧が出迎えてくれました。
あとがき

やはり、外海は揺れます。
当日は、あいにくの時化で、波の高さ2.5m~3m。
ただ、五島列島の入江に近付くと穏やかになります。
フェリー太古は、清潔で快適な船旅でした。
▼五島列島の観光は、次の記事で紹介しています。

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