
NHK連続テレビ小説「舞い上がれ!」
ご覧になって、感涙された方も多いのではないでしょうか。
私もそのひとり、是非とも五島列島の景色を見たいと思っていました。
今回、阪急交通社のツアーに参加し、叶えることができました。
この記事では、ツアー全容を紹介し、最後に感想を述べています。
JTBもクラブツーリズムも、現地ツアーは同じ。
これから、旅行を検討されている方の参考になれば幸いです。
阪急交通社ツアー概要
スケジュール
往路 | 伊丹空港 →→ JAL2051 →→ 福岡空港 07:05 08:20 |
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復路 | 長崎空港 →→ ANA788 →→ 伊丹空港 17:35 18:55 |
スケジュール表 | 食事 | |
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1日目 | ◆1日目ご昼食は、伊丹空港にてご準備ください。 JAL2051 伊丹空港⇒⇒⇒⇒⇒福岡空港====博多港~~~~<九州郵船・ジェットフォイル(約2時間15分)> ~~~~【対馬】厳原港====◎日本三大墓所・万松院(対馬を治めた宗氏の菩提寺<約30分>) ====[絶景]〇上見坂公園(明治期の要塞跡が残る<約25分>)====△万関橋==== [絶景]〇烏帽子岳(リアス式海岸を望む圧巻の景色<約30分>)==== 対馬島内(17:30~18:00着)<泊> <バス走行距離:約88Km> ◆ご夕食は各自お済ませください。 | 朝× 昼× 夜× |
2日目 | ホテル(7:30~8:00発)…………厳原港~~~~<九州郵船・フェリー(約2時間15分)>~~~~ 壱岐・芦辺港====☆壱岐特産品のお買い物====★壱岐牛とうに飯のご昼食==== 〇猿岩・黒崎砲台跡(自然の力で作られた猿に似た岩<約20分>)==== 〇月讀神社(壱岐を代表するパワースポット<約15分>)==== [絶景]〇左京鼻(壱岐を代表する景勝地<約20分>)====〇はらほげ地蔵<約10分>==== [パワースポット]〇小島神社<約40分>====郷ノ浦港~~~~ <九州郵船・フェリー(約2時間30分)>~~~~博多港~~~~<野母商船・フェリー太古>~~~~ 船中(約8時間半)<泊> <バス走行距離:約48km> 【フェリー太古について】 船内設備:シャワールーム(男女各2個)、売店 船室設備:テレビ、折りたたみ式テーブル、コンセント、スリッパ ■タオル類、寝間着、歯ブラシ等のアメニティ類は各自ご用意ください。 | 朝◎ 昼◎ 夜× |
3日目 | <野母商船・フェリー太古>~~~~五島列島・福江港(8:15着)==== ★漁師食堂(新鮮な海の幸のご朝食)==== [絶景]〇大瀬崎断崖(五島列島を代表する景観<約20分>)==== ○井持浦教会(日本初のルルドを持つ<約15分>)==== 〇高浜ビーチ(五島一美しいと言われる<約15分>)==== ★五島豚しゃぶしゃぶと名物鬼鯖寿司のご昼食…………☆酒蔵見学(焼酎工房を見学)==== ◎堂崎天主堂(五島列島のキリシタンの歴史を紹介する資料館<約30分>)==== 五島列島・福江島内(16:00~16:30着)<泊> <バス走行距離:約84km> | 朝◎ 昼◎ 夜◎ |
4日目 | ホテル(9:00~9:30発)====[絶景]〇鬼岳(福江島のシンボル<約30分>)==== ○鐙瀬溶岩海岸(火山活動で形成された複雑な海岸<約15分>)====福江港~~~~ ANA788 <九州商船・フェリー(約4時間20分)>~~~~長崎港====長崎空港⇒⇒⇒⇒伊丹空港 <バス走行距離:約15km> ※2名様一室でお申し込みの場合でも2部屋に分かれて頂く場合がございます。 ※ご参加人数によりましては、やむを得ずバスの座席が相席・前後席となる場合がございます。 ※航空機のお座席に関するご希望は一切お受けできません。 カップルやグループのお客様でも離れてお座りいただく場合がございます。 ※教会はミサ等の教会行事の際は教会内の見学が出来ない場合がございます。 その際は外からの見学となります。予めご了承ください。 | 朝◎ 昼× 夜× |
( =バス ~水上交通 …徒歩 ⇒飛行機 ≡JR ∫ロープウェイ )
宿泊ホテル
1泊目 | 東横INN対馬厳原 〒817-0021:長崎県対馬市厳原町今屋敷771-1 TEL:0920-53-6145 |
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2泊目 | フェリー太古 /ツイン個室【指定】 TEL:0570-01-510 |
3泊目 | 五島コンカナ王国 〒853-0013:長崎県五島市上大津町2413 TEL:0959-72-1348 |
阪急交通社ツアー全容
▶1日目

JALで博多空港経由、博多港へ。

乗船まで1時間もあるので…

フレッシュネスバーガーでモーニング。

九州郵船ジェットホイル「ヴィーナス2号」に乗船。

ジェットホイルは、指定席。

博多空港で買っておいた、博多廊の明太子弁当。
弁当は、早めに食べておきましょう。
外海は、かなり揺れます。
対馬
九州最北端に位置し、韓国まで49.5kmという国境の島。
大陸から青銅器文化、稲作、仏教、漢字を伝える窓口になった。
固有種のツシマヤマネコ、対馬馬が生息する。

2時間で対馬厳原港へ。

対馬は、日本で3番目に大きい島(1位:佐渡島、2位:奄美大島)。
釜山まで約50km、韓国との国境にある島です。

失礼ながら、意外にも街は近代的。

阪急交通社から、対馬紅茶と藻塩のプレゼントを頂きました。
日本三大墓所・万松院

万松院は、対馬藩を治めた宗家の菩提寺。
日本三大墓地(金沢=前田藩、萩=毛利藩)のひとつ。

樹齢1,000年杉のある、132の石段を上ります。

朝鮮王国より奉納された三具足。
上見坂公園

上見坂公園には、明治期の要塞跡や、兵舎跡が残っています。
ロシア攻防の要でしたが、使用されずに役目を終えました。
万関橋

船の通り道として、人工的に造られた運河。
万関橋によって、対馬が南北に分断されています。
烏帽子岳

烏帽子岳まで60mの階段を上ります。

複雑に入り組んだリアス式海岸の絶景を、頂上から眺めることができます。
本日のツアー終了、夕食はフリー。

1軒目 海風商事 (google評価4.2)

海鮮バーベキュー。
来月、大阪の海鮮物産展に出展されるそうです。

2軒目 山ちゃん (google評価3.3)
名物の穴子が食べたい。

黄金アナゴのフライ、これは美味い。
刺身2点盛り(ひらす・やず)、甘くて新鮮。
1日目 10,000歩・7km(階段多い)
▶2日目

東横INNの朝食会場は、ほぼ満席。

部屋に持ち帰って食べました。

港までマイクロバスの送迎付き。
某旅行会社のツアー客は、港まで1.2kmを歩いていました。
壱岐
「神々の島」と呼ばれ、古事記の世界にも登場する。
神社密度日本一の島で、月讀神社の総本社が祀られている。
2023年、壱岐ウルトラマラソンの開催決定。

九州郵船フェリー「ちくし」
対馬から壱岐芦辺港まで、2時間の船旅。

二等客室で雑魚寝。

対馬海峡は、時化で3mの波。
大きな揺れで、まともに歩けません。

なんとか壱岐に入港。
少し船酔いしました。

鬼凧のプリントが格好いい観光バスで、壱岐ツアー開始。

壱岐牛陶板焼と、うに飯の昼食。

窓から、壱岐の「松島」と称される絶景でした。
猿岩・黒崎砲台跡

猿岩は、高さ45mの玄武岩。
皆の第一声は「大きい!」
確かに、猿の横顔に見えます。

こちらは、黒崎砲台跡。
地下7階の砲台でしたが、使用されず撤去されました。
月讀神社

月讀神社は、壱岐のパワースポット。
天照大御神の次に産まれた、月讀命が祀られています。

参道を登ると、全国に点在する月讀神社の総本社があります。
左京鼻

左京鼻は、「観音柱」と呼ばれる玄武岩が目に付きます。

断崖絶壁が続く、壱岐の景勝地です。
はらほげ地蔵

満潮時、海に沈むお地蔵さん。
いつ、何のために作られたのか定かではないようです。

お腹に穴が空いてます。
「はらほげ」は、方言で腹に穴を開けるという意味です。
小島神社

こちらは、干潮時に歩いて渡ることができる小島神社。
壱岐の「モンサンミッシェル」と称されるようです。
松島にモンサンミッシェル…
随分と大きくでたな…

地酒の蔵を見学して、港へ戻ります。

本日、2回目のフェリー。
朝の船酔いが残っていて、少々憂鬱。

二等客室で、2時間30分の船旅。
20:30 博多港に戻ってきました。

夜行フェリーは、23:45出航。
出航まで3時間あるので、ターミナル隣接の温浴施設で汗を流します。
波葉の湯、大人950円(土日祝1,050円)
2日目 8,000歩・5km
フェリー太古

野母商船の「フェリー太古」
博多~五島列島を結ぶ定期フェリー。
所要時間は、片道8時間30分。
名前から想像する古びた船舶ではなく、近代的な旅客フェリーでした。

本日、3回目のフェリー。
23:45出航

フェリー乗船口。

太古へ乗り込みます。

フェリー太古へようこそ。

デッキから船室入口へ。

1組づつ、受付から客室まで案内してくれます。

インフォメーション。
お土産も豊富にそろっています。

太古のシンボルマーク。

豪華な造花。

客室は2階へ。

テレビで感涙した「舞いあがれ!」
否が応でも、気分が盛り上がります。

色とりどりのアート。

ツイン211号室。

客室は、こんな感じ。

テーブルは、収納可能。

椿のデザインクロスがお洒落。

コンセントが2個あり、充電も安心。
アメニティ類は無いので、準備が必要です。

1階スタンダードルームは、こんな感じ。

メニュー豊富な自動販売機。

リラックスルームの雑誌類。

ゲームコーナー。
コインは景品と交換できます。

清潔な化粧室。

翌朝、シャワールームを利用しましたが、混雑する様子はなし。
温度も湯量も、申し分なし。
ドライヤーのみ備え付け、タオルや石鹸はありません。

展望ラウンジを覗いてみました。

ソファで寛ぐことができます。

朝日が昇り始めました。
展望ラウンジから、デッキへ出ると…

五島列島の素敵な景色が、広がっています!

ルートマップ、もうすぐ福江港。

街が見えてきました。

8:15 定刻通り福江港に入港。
バラモン凧が、出迎えてくれました。
五島列島
200以上の島々からなり、五島市の福江島が政治経済の中心地。
世界遺産を構成する4つのキリシタン集落が含まれる。
五島牛、五島うどん、ミズイカ、かんころ餅など、グルメやスイーツが豊富。
バラモン凧、サンゴの民芸品や、椿油の特産品が有名。
▶3日目

福江港。
五島市の人口は、約35,000人。
毎年200人の移住者がいる近年人気の島。

漁師食堂で朝食。

アジの刺身とキビナの味噌汁が美味い。

朝食会場で、妻がクイズに当選し、Ontsubakiスキンケアを頂きました。

玉之浦椿は、五島の固有種。
ツアー客向け食堂のため、売店も併設されています。
井持浦教会

井持浦協会は、日本初のルルドを持つ協会。

125年前にフランスから寄贈されたルルド。
フランス人宣教師が建築しました。
大瀬崎断崖

東シナ海と大瀬崎灯台を一望できる展望台。
今回、一番訪れたかった場所です。
舞ちゃんと貴司くんを思い出します。

九州で最も遅く夕日が沈む灯台。
灯台麓まで往復1時間、時間の都合で行けず残念。
高浜ビーチ

日本一美しいとも称されるビーチ。

透き通ったブルーのグラデーションが、本当に綺麗です。

昼食は、ふるさと物産館へ。

五島豚しゃぶしゃぶと鬼鯖寿司。
堂崎天主堂

堂崎天主堂は、五島列島キリシタンの歴史を紹介する資料館。
海に隣接したキリシタン庭園が見どころです。
五島コンカナ王国

本日の宿泊は、島内で唯一の温泉があるコンカナ王国。

敷地にある五島ワイナリー。

飲めないのに、ワインの試飲中。

鬼岳の展望所まで、トレッキングに挑戦。

展望所から、鬼岳を望む絶景に満足!

夕食は、豪華な懐石。
はこふぐの味噌焼が、五島の珍味です。
このあと、五島牛、五島うどん、五島三菜御飯も出てきた。

鬼岳の湯は、有馬温泉と同じ泉質。
天然露天風呂とサウナが最高でした。
3日目 10,000歩・7km(展望所は自由)
▶4日目

朝食は、ホテルのバイキング。
鬼岳

鬼岳は、福江島のシンボル。
昨日も登山しましたが、本日も天気がよくて素晴らしい眺望。

なにやらGANTZのような鉄球。

穴から覗いてみてください…
鐙瀬溶岩海岸

鐙瀬溶岩海岸は、火山活動で造られた複雑な海岸。

展望所から、鬼岳と1泊10万円の「五島リトリートray」ホテルが見えます。

離島ツアーも終了し、福江港から長崎港へ。
九州商船フェリー「椿」

2等客室ですが、毛布は無料(九州郵船は、毛布1枚50円でした)

阪急交通社より、あごスープと椿の飴のプレゼントを頂きました。

長崎空港から、ボンバルディアで伊丹空港へ。
4日目 6,000歩・4Km
あとがき
基本旅費は、大人ひとり@100,000円。
今回は、旅行支援「長崎しま旅助成金」@14,500円が差し引かれ、@85,500円でした。
最後に、ツアーの感想です。
- 個人で移動することを考えると、お手軽でリーズナブル。
- 船に5回乗船しますので、船旅が好きな人にお勧め。
- フリー時間、フリー食が多く、団体行動が苦手な人もOK。
- 対馬は国境の島。釜山が見える島北部に訪れない。
- 五島列島は世界遺産の島。構成資産にひとつも訪れない。
- 大瀬崎灯台は往復1時間。時間の都合で見下ろすだけ。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産は、以下の通り。
〇原城跡(島原市)
〇平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)(平戸市)
〇平戸の聖地と集落(中江ノ島)(平戸市)
〇外海の出津集落(長崎市)
〇外海の大野集落(長崎市)
〇野崎島の集落跡(五島列島)
〇頭ヶ島の集落(五島列島)
〇奈留島の江上集落(五島列島)
〇久賀島の集落(五島列島)
〇黒島の集落(佐世保市)
〇大浦天主堂(長崎市)
〇天草の崎津集落(熊本県)
五島列島の世界遺産は、また日を改めて。
≪国内旅行≫登山・温泉・おひとり参加限定など、テーマ別ツアーが満載!

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