和歌山県古座川の「一枚岩キャンプ場」へ行ってみました。
ファミリーキャンプを卒業し、中年夫婦が始めたカップルキャンプ。
日本にもこんな大きな一枚岩があることに、びっくり仰天しました!
キャンプ近くのおすすめスポットも紹介します。
一枚岩自然公園キャンプ場
一枚岩自然公園キャンプ場は「一枚岩」のふもとにあります。一枚岩と清流古座川を眺めながら、神秘的なキャンプ体験が味わえます。
古座川の一枚岩は、高さ150m・幅800mの大岩壁で、国指定の天然記念物。断層や風化により巨大な一枚岩のまま残存することは稀で、国内では大野亀(佐渡島・高さ167m)、千尋の滝(屋久島・高さ200m)とともに最大級とされています。
道の駅一枚岩 monolith
キャンプ場は、道の駅monolithが管理しています。カフェの大きな窓から、眼前に一枚岩を見渡すことができます。キャンプ以外で訪れても興味深いと思います。
チェックINは、14:00~17:00。
フリーサイト(河原)か、区画サイト(コンクリート)を選択できます。当日は、大雨による川の増水が心配でしたので、区画サイトを選びました。ちなみにキャンセル料金を尋ねてみると、当日のキャンセル料は100%とのことでした。
キャンプサイト
道の駅から古座川に降りるとキャンプサイトです。サイトの正面に雄大な一枚岩がせまります。想像以上の大きさに驚きを隠せません。日本のウルル(エアーズロック)とは言い過ぎでしょうか…
↑左隅に豆粒のような人影が写っているのが判るでしょうか? サイトはフリーサイト(河原)か、区画サイト(6区画)から選べまいた。フリーサイトは、河原のどこにテントを設営してもOK。
あいにく、和歌山県に大雨洪水警報が出てしまいました。増水の懸念がありますので、さすがに河原にテントを張るキャンパーはいませんでした。
区画サイトでは、3組のキャンパーたちた設営していました。
初めてのコンクリートサイトにテントを張れるのか心配。ペグを打てませんので、石や土嚢が準備されています。タープはあきらめ、テントだけ組み立てることにしました。夜中の暴風雨で、テントが飛ばされないかヒヤヒヤしました。
水道の蛇口を受付で借り受けます。
トイレは、道の駅の公衆トイレを利用。人感センサーで照明が付きます。夜道は暗いですが、トイレの中は明るく安心です。ウォッシュレットでしたが、温水機能が壊れていて残念でした。
キャンパー専用のゴミ捨て場。ゴミの分別は細かいですが、すべて引き取ってもらえたので助かりました。
前夜は大雨で焚き火もできませんでしたが、翌朝は太陽がのぞきました。一枚岩に光が差し込み、これまた神秘的な風景に見入ってしまいました。
道の駅で、水道の蛇口を返却して終了。古座川町の地産品が、たくさん販売されていました。
見納めに、もう一度一枚岩を見て帰ろう。やはり、あまりにも大き過ぎて、カメラに収めることができません。
数百メートル離れて、ようやく全体像がカメラに収まりました。
キャンプ場データ
①区画サイト(コンクリート)→閉鎖
チェックIN 14:00~チェックOUT 11:006区画区画の大きさ 約7m×約7m5名迄、AC無し、車両乗入OK、ペットOK1泊 2,500円~大人一人1,000円
②フリーサイト(河原)→無料
- チェックIN 14:00~チェックOUT 11:00
- AC無し、車両乗入不可、ペットOK
1泊 2,500円→無料になりました。
③日帰りBBQ(河原)→営業中
- チェックIN 10:00~チェックOUT 17:00
- AC無し、車両乗入不可、ペットOK
- 1日 1,000円~
④アクセス
▶大阪・田辺方面から国道42号
和深交差点か、高富交差点を左折20分
×和深は狭い道が続きます
◎ 高富をおすすめします!
▶三重・新宮方面から国道42号
西向交差点を右折20分
一枚岩自然公園キャンプ場
和歌山県東牟婁郡古座川町相瀬290-2
周辺の見どころ
一枚岩キャンプ場を訪れたあとに、おすすめのスポットを紹介します。
①くしもと大橋
一枚岩キャンプ場から紀伊大島まで約20Km、車で30分。
くしもと大橋は、本州潮岬と紀伊大島を結びます。
386mのループ橋と290mのアーチ橋で構成された珍しい橋は、一見の価値があります。
②トルコ記念館
日本人とトルコ人の感動の救援劇を描いた映画「海難1890」。
「エルトゥールル号遭難事件」の現場を間近で観ることができます。
荒れた海で座礁したトルコ船と、救援に向かった日本人の歴史を知ることができます。
③本州最南端の碑
潮岬は、本州最南端の地。
本州最南端の碑を見て、潮岬タワー大食堂で近大マグロ丼を食べるのもおすすめ。
有名な近大マグロ丼は、1600円です。
あとがき
国道42号線を曲がると売店がありません。あらかじめスーパーで買い物を済ませておくとよいでしょう。大雨でキャンプらしい食事は取れませんでしたが、とにかく一枚岩に圧倒されるキャンプ場でした。訪れる機会があれば、本州最南端の潮岬へ立ち寄ることもおすすめします。