冬の北海道オホーツク海〜流氷クルーズの体験率85％？

旅行会社から、今年もたくさんのパンフレットが届き始めました。

冬のオホーツク海を満喫できる、北海道・流氷クルーズの旅。

流氷クルーズには、苦い思い出があります。2月初旬「さっぽろ雪まつり」シーズンに訪れたため、流氷が…

この記事では、流氷ツアーのベストシーズンを紹介しています。

流氷クルーズ

2月～3月は、北海道ツアーのピーク。2月初旬の「さっぽろ雪まつり」に始まり、オホーツク海の流氷ツアーが本番を迎えます。流氷ツアーは、砕氷船さいひょうせんが流氷を粉砕ふんさいしながら遊覧する人気ツアー。

「さっぽろ雪まつり」も観たいと思い、欲張って2月初旬のツアーに申し込みました。後悔するとも知らずに…

・1月下旬…「流氷初日」沿岸から肉眼で見える初日。
・2月上旬…早ければ流氷が接岸。
・2月中旬～3月上旬…流氷シーズン。
・3月下旬…「流氷終日」流氷が見える最終日。

地球温暖化により、年々流氷が減少しているのが寂しいところです。

流氷クルーズは、２つの港から催行されています。

・網走港…おーろら号
・紋別港…ガリンコ号

おーろら号	就航率	流氷体験率
2021年	89％	74％
2022年	90％	85％

ツアーは、まず然別湖へ。

然別湖コタンは、雪や氷で作られたオブジェで、観光客を楽しませてくれます。コタンとは、アイヌ語で村や集落の意味。とても湖の上とは思えません。

氷で作られたカフェ「ICEBAR」が営業していました。

壁やテーブルも氷です。

氷のグラスで、お酒を頂くこともできます。

しかし、ここで働くのは寒そうだ。

オホーツク流氷館は、流氷とオホーツク海の生き物をテーマにした観光施設。マイナス15度の「流氷体感テラス」で、厳寒の体験ができます。

知床の妖精クリオネが泳いでいました。こう見えて巻貝の一種です。オホーツク流氷館は、2023年1月にリニューアルオープンしました。

ツアーは、いよいよ本命の流氷クルーズ。砕氷船おーろら号が、近付いてきました。

これから、流氷をぶった切る様子を間近に見られるのか！？

…と思ったら、2月初旬で、まだ流氷初日を迎えていないとのこと。

ショック！

ただの遊覧観光船になってしまいました。

流氷DRAFTビールで、気分だけ味わいます。ブルーの地ビールがおいしかった。

気を取り直して、ツアーは層雲峡温泉へ。

層雲峡温泉は、「流星の滝・銀河の滝」など、夏シーズンも大人気の観光地。冬は「氷瀑祭り」が、観光スポットになっています。

層雲峡の真冬は、マイナス20℃。吹雪ふぶきで、体感温度は更に低く感じます。

手足の感覚が無くなり、肌が刺すように痛む。オホーツク流氷館で体験入場した「マイナス15℃体感テラス」より寒いとは。恐るべし北海道。

ツアーは、最終目的地の札幌へ。

さっぽろ雪まつりは、たくさんの観光客でにぎわっていました。

私達夫婦が訪れたのは、2020年。雪まつり会場で、コロナ患者が発生したというニュースが広がり、ツアー客に動揺が走りました。

早く、コロナを気にせず、旅行できるようになるといいですね。

流氷ツアーは、残念な結果となり、再度チャレンジしたいところです。

流氷シーズンは、2月中旬～3月上旬。

天候と相談し、旅行の計画を立てましょう！