イタリア周遊の旅。
妻のリクエストが、フィレンツェ。
竹之内豊主演「冷静と情熱のあいだ」に影響されたな…
私が一番印象に残ったのは、ナポリにある青の洞窟。
洞窟に反射するカプリブルーの海が幻想的でした。
ミラノ
エミレーツ航空でドバイ経由、ファッションの街ミラノへ。ゴシック様式のドゥオーモが大迫力。
ショッピングは、ガッレリア。ガラスの天井を持つアーケードは、世界最古のモール。
プラダ前にある雄牛のモザイク。雄牛の股間の上で、かかとを軸に3回転すると「幸せになれる」という伝説が残る。
ベネツィア
翌日は、水の都ベネツィア。
街のシンボル「有翼の獅子」
ベネツィアといえば、ゴンドラ。運河にかかる400の橋をくぐり遊覧を楽しむ。
イケメンの漕ぎ手ゴンドリエーレが、歌を歌いながら迷宮を案内してくれる。
最も有名な橋がリアルト橋。その大きさゆえに「白い巨象」とも呼ばれる。橋の上にあるショップは、観光客で一杯。運河カナル・グランデは、世界のどこにもない素敵な景観だ。
フィレンツェ
翌日は、待望のフィレンツェ歴史地区。花の都フィレンツェは、イタリアルネサンス発祥の地。
ひときわ際立つドゥオーモは、ルネサンス芸術の最高傑作といわれる。別名、花の聖母教会。妻はひときわ感動していた。
ウフィツィ美術館では、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」と、ダ・ヴィンチの「受胎告知」が印象に残った。ルネサンス美術の傑作が集結している。
美術館から、フィレンツェ最古のヴェキオ橋が見えた。
ピサの斜塔
オプショナルツアーを利用して、ピサの斜塔へ行ってみた。
なぜか子供の頃から知っていたので、ぜひ実際に観てみたいと思っていた。55mある塔は、3.97度も傾いているらしい。本当に倒れそうだ。
ローマ
翌日は、ローマ。
トレビの泉にコインを投げる観光客で大混雑。コインを投げ入れると、ローマに戻ってこれるという。しかし、現在はコイン投げ入れ禁止になったという。
そして、コロッセオ。
映画でよく見る光景に感動。スケール感が大きくて圧倒される。
ポンペイ
ポンペイも観ておきたかった世界遺産。ヴェスヴィオ火山の噴火で、一夜にして火山灰に埋もれた古代都市。
石膏で復元した遺体。逃げ惑う人々の様子を、生々しく伝えていて痛ましい。
アマルフィ海岸
世界で最も美しい海岸線といわれる、アマルフィ海岸。狭い路地をたくさんの観光バスがすれ違う。
変な日本語の移動販売車を見つけた。
カプリ島・青の洞窟
ナポリは、ローマ、ミラノに次ぐイタリア第三の都市。
ヴェスヴィオ火山を背景にした風光明媚な景観は「ナポリを見てから死ね 」という諺がある。世界三大夜景(ナポリ・函館・香港)のひとつにも数えられる。
ナポリから30km離れたカプリ島へ。
カプリ島の「青の洞窟」は、リピーターが多い。神秘的な青い海を、カプリブルーと呼ぶ。
その絶景もさることながら、洞窟に入れる確率が低いため、人気に拍車をかける。
狭い洞窟の中へは、手漕ぎの小舟に乗り換えて進む。
たくさんの小舟が順番待ち。船頭が波のタイミングを見計らい、一気に洞窟へ滑り込む。ちょっとしたアトラクション気分だ。
洞窟の中は、カプリブルー!
穴から太陽の光が差し込み、神秘的な紺碧の青色に染まる。
奥行き54メートル、高さ15メートル、水深14m~22mの狭い空間。
船頭達の陽気な歌声が、洞窟の中に響いていた。
あとがき
天候に恵まれ、青の洞窟にも入ることができた。ウォータースライダーのようなスリリングな体験ができ、リピーターの多いことにも納得。
潮風で錆びたチンクェチェントも絵になる。イタリアは、それぞれの街が個性豊かで魅力的。次は、シチリア島にも行ってみたい。