下部温泉郷に寄ってみた。
山梨県の身延町にある。
老舗の下部ホテル(楽天評価4.60)で、日帰り温泉が楽しめるそうだ。
なにやら、珍しいボロネーゼ専門店もあるらしい。
チーズをふんだんに使用した「富士山ボロネーゼ」に興味をそそられる。
下部温泉郷
下部ホテルは、JR下部温泉駅に隣接している。
車でアクセスする場合は、本栖湖から国号300号線で30分。
常葉川に架かる、いで湯橋を渡るとJR下部温泉駅に到着する。
いで湯橋から、遠くに見える「下部温泉郷」の看板。
まるで、丘の斜面に建つハリウッドサインみたいだ。
橋を渡ると、すぐに下部ホテルが見えてくる。
日帰り入浴11時~15時とある。
ちょうど11時に到着した。
下部ホテル
下部ホテルの全景。
約100年の歴史を誇る。
新渡戸稲造や、石原裕次郎が湯治で宿泊していたそうだ。
日帰りの車は、左方向へ。
駐車場の横で、ボロネーゼ専門店が営業している。
あとで食べてみよう。
車を置いて、エントランスへ向かう。
下部ホテルの門構え。
レセプションで、日帰り温泉を申し出る。
大人ひとり1200円。
フロント係が、手際よくカード決済してくれた。
三種類の温泉
温泉は、三種類の源泉を楽しめる。
・庭園から湧出する、硫黄泉
・引き湯の、下部温泉共同泉
・しもべ奥の、湯高温源泉
土足を脱いで、男湯は左へ。
大浴場手前に、単純硫黄泉。
大浴場奥、ヒノキ風呂、岩風呂に、単純アルカリ泉。
広い脱衣所。
ドライヤーも備えつけてある。
タオルは無いので、持ち込むか、フロントで購入しよう。
※画像提供:下部ホテル/岩風呂
すべての温泉に浸かってみた。
硫黄泉は独特の臭いだが、温泉らしくて良かった。
下部温泉ボロネーゼ
さて、お腹がすいてきた。
時刻は11時30分。
ボロネーゼ専門店のオープンは、11時30分から。
なんだか、うまくできている。
行動を先読みされているみたいだ。
さっそく、お店に突入してみよう。
長い廊下を左へ。
下部温泉ボロネーゼは、東京発祥BIGORIブランドのチェーン店のようだ。
突き当りを右へ。
すでに営業中。
オープン直後だったが、すでに客が集まっている。
このあと、12時過ぎには満席になった。
なにやらインパクトのあるメニュー。
ボロネーゼとは、ラグー・アッラ・ボロニェーゼの略称。イタリアの都市ボローニャの名物。牛肉や野菜を赤ワインで煮込んだフランス料理「ラグー」を参考に作られた。
選べるのは、ボロネーゼのみ。
やはり、富士山チーズボロネーゼ(Mサイズ1200円)にしよう!
さすがに、樹海チーズは遠慮しておく。
コンソメスープは飲み放題。
お好みで、唐辛子風味の激辛オイル。
コンソメスープが美味しすぎて、3杯もおかわりした。
そして、富士山チーズボロネーゼ(Mサイズ)
山頂の残雪をイメージしたチーズが、ボリューム満点。
このチーズは、牛乳を原料とした超硬質チーズ「グラナ・パダーノ」らしい。
チーズがフワフワ、口のなかで熔ける。
温泉水で茹で上げた太麺パスタの下に、チョップした牛肉がゴロゴロ入って食べ応えも充分。
赤ワインとトマトペーストが絡んだ深い味覚だった。
下部ホテルの足湯と展示室
日帰り温泉でも、館内の施設を利用できる。
庭園に面した足湯。
池の鯉をのんびり眺めながら、贅沢な時間を過ごせる。
もちろん、広いロビーも使える。
ロビーで営業している売店。
身延町は、街全体でゆるキャン△を応援している。
本栖湖畔の浩庵キャンプ場が、ゆるキャン△の聖地である。
石原裕次郎の常設写真展にも入ってみた。
言わずと知れた、昭和の大スター。
湯治で宿泊した様子が、写真に残されている。
若い世代は、知らない人が増えて寂しい。
たくさんお土産を買った(妻が…)
日帰り温泉 | 定休日:不定休 入浴時間:11:00 〜 20:00 料金:大人 1200円・子供 600円 食事付き休憩料金:5000円 食事なし休憩料金:0円 |
下部温泉郷 下部ホテル
山梨県南巨摩郡身延町上之平1900
TEL:0556-36-0311
あとがき
こちらは、多目的温泉施設「ヘルシースパ サンロード しもべの湯」
2023年4月、下部ホテルの真向かいにオープンした。
下部ホテルに向かう道中、駐車場係員の誘導に従い、間違って入庫してしまった。
少し中を覗いたが、フィットネス併設のスーパー銭湯のようだ。
入浴料金は、大人1080円。
どうせなら差額120円で、下部ホテルを満喫したい思うのだが、どうだろうか?