『貧乏は必ず治る』の著者桜川真一氏は、貧乏は生活習慣病と言い切ります。
自称ダメ会社員の著者は、会社から期待されていないことをチャンスと捉え、それまで残業ばかりだった生活を見直すことにしました。
仕事を効率的に済ませたうえで、空いた時間を有効活用し、不動産投資で成功します。
この記事では、著者が考える「金持ちの習慣と貧乏人の習慣」を20個に絞って紹介します。
- 金持ちの習慣を知りたい人
- 貧乏人の習慣を知りたい人
- 会社に期待していない人
金持ちの習慣と貧乏人の習慣
著者は、貧乏は生活習慣病と言い切っています。
よって、貧乏は必ず治ると続けています。
金持ちと貧乏人の行動を比較し、「お金持ち」のヒントを探ってみます。
1.割り算とかけ算
貧乏人
クレジットカードで、分割払いやリボ払いを使います。
割って考えると、高い買い物が安く思えます。
金持ち
毎月のサブスク料金や、毎月の飲み会料金に12を掛けます。
年間の費用に換算して、無駄だと判断します。
2.貸すかどうか
貧乏人
お金に困った人に、お金を貸します。
自分も困っているのにお金を貸して、お互いが不幸になります。
金持ち
親しい知人であるほど、お金を貸しません。
保証人になるのは、もってのほか。
「お金を貸すときは、あげるとき」と割り切ります。
3.信じるかどうか
貧乏人
先生の言葉を素直に受け取ります。
お金の世界では、カモです。
金持ち
先生の話も、別の角度から検討してみます。
親や世間の常識に従うだけでなく、自分で責任を取ってコントロールします。
4.節約
貧乏人
食費や光熱費をケチって節約する。
労力のわりにお金がが貯まらず、挫折します。
金持ち
給料天引きや積立投資を使って、知らないうちにお金を貯めます。
貯まったお金に働かせて、投資をすることで更に資産が増えます。
5.許容
貧乏人
同僚との飲み会で、愚痴や悪口でもちきりになります。
お金と時間を浪費して、生産性がありません。
金持ち
不遇にあっても言葉に出さず、それを活力にします。
許さないという心のゆがみを早めに解消し、方向を転換します。
6.気性
貧乏人
数字に弱い。
借金でつぶれるまで豪快に見えても、現状無知で想像力が足りない。
金持ち
数字に強い。
お金の怖さをしっており、お金を優しく使い、何倍にもなって返ってきます。
7.体質
貧乏人
先進国では、経済的に余裕がない人が太っています。
ファストフードや高カロリーな食品を摂取して、肥満が多くなります。
金持ち
太る生活習慣を排除して、心も体もスリムです。
同様に出費もスリムになります。
「40歳になったら、人は自分の顔に責任を持たなければならない」
アメリカ大統領リンカーンの名言です。
8.言い訳
貧乏人
できない理由を探します。
何かを勧めても、言い訳ばかりで何も始めません。
金持ち
できる理由を探します。
新しいことに挑戦して、始める人です。
9.食事
貧乏人
お金を気にせず、おいしいものを飲み食いします。
高いお金でおいしいものを食べ、お金を使ってダイエットを繰り返します。
金持ち
質素な食事のなかで、時々おいしいものを食べます。
無駄に飲み食いせず、健康に気をつかいます。
10.掃除
貧乏人
身の回りの掃除をせず、整理整頓しません。
金持ち
見えないところも、綺麗に掃除します。
多くの成功者は、掃除は心を磨くことを知っています。
11.夢
貧乏人
飲みに行って、もしもの話しで盛り上がります。
もしもの世界は、いつまでも夢のままです。
金持ち
夢を原点に、実際に行動します。
「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」ことを知っています。
12.人脈
貧乏人
明るく社交的で、誰とでも友達になれます。
飲み会があれば、どこにでも駆けつけ、それを人脈と疑いません。
金持ち
成功者は、仕事を通じて人脈を作ります。
それは、ライバル会社の社長であったり、取引先の相手だったり盟友と呼べる人達です。
13.靴
貧乏人
汚れている靴は、自己評価の低さを示します。
他人から足元を見られていることに、気付いていません。
金持ち
高級な靴ではなく、靴を磨いて大切に履きます。
靴に自分自身が表れていることを知り、心をそろえます。
14.財布
貧乏人
派手な財布で汚れています。
レシートやサービス券、ポイントカードで厚く膨らんでいます。
金持ち
シンプルでお札が整列しています。
財布の中身を、いつでも把握しています。
15.小銭
貧乏人
硬貨の扱いがぞんざいで、どこにしまったのか忘れてしまいます。
財布やポケットのなかに、いくらの小銭があるのか分かりません。
金持ち
財布が膨らまないように、小銭入れを持っています。
1円まで心を込めて使います。
16.会話
貧乏人
過去の武勇伝を自慢します。
興味が過去に縛られ、他人からの承認欲求も強いです。
金持ち
過去の常識を疑います。
将来のことや、未来の戦略を話します。
17.時間
貧乏人
だいたいの時間で暮らしています。
時間を守れない人に、大きな仕事は任せられません。
金持ち
時間を守り、それが信用につながることを知っています。
「時は金なり」を自覚しています。
18.机
貧乏人
机にいろいろな物が置かれて、仕事の効率も悪い。
家庭のテーブルを見れば、貧乏の生活習慣かどうか判別できます。
金持ち
机の上に何もなく、仕事も効率的です。
机の上をみれば、その人の実力が分かります。
19.時間
貧乏人
貧乏暇なし。
周囲の都合に合わせ、忙しい自分に酔い、お金に直結していません。
金持ち
自分の人生をマイペースで走ります。
自分の人生に責任を持っています。
「他人の人生を生きることで、時間を無駄にしてはいけない」
アップル創業者スティーブ・ジョブズの名言です。
20.好きなもの
貧乏人
仕事が好きです。
会社の中で、仕事を極めようとします。
金持ち
お金が好きです。
どうしたらお金が稼げるか考え抜きます。
あとがき
Q. 厚さ0.1mmの紙を何回折ったら、月に届くと思いますか?
何万回?何百万回?
A. 答えは、42回です。
1回折ると0.2mm、2回折ると0.4mm、42回折ると44万Kmを超えます。
最初はわずかな種銭から始めて、徐々にお金持ちになっていく過程と似ていますね。