世界と日本の年収格差|会社員は自分の給料をどう思っているか?

年収格差アンケート

前回の記事で、世界の年収ランキングを紹介しました。

日本の年収ランキングは、22位。

平均424.9万円でした。

順位国名年収(万円)
1位アメリカ765.5
2位アイスランド744.5
3位ルクセンブルク726.4
4位スイス715.1
5位オランダ648.9
6位デンマーク644.5
7位ノルウェイ615.3
8位カナダ610.5
9位オーストラリア609.0
10位ベルギー599.3
11位ドイツ592.9
12位オーストリア586.1
13位アイルランド545.7
14位イギリス520.1
15位スウェーデン518.7
16位フィンランド510.0
17位フランス502.8
18位ニュージーランド499.4
19位韓国462.9
20位スロベニア457.2
21位イスラエル433.8
22位日本424.9
23位スペイン418.3
24位イタリア416.6
25位ポーランド358.8
26位リストニア350.9
27位エストニア338.9
28位チェコ329.7
29位ラトビア329.6
30位ポルトガル313.4
31位ギリシャ300.1
32位チリ294.8
33位ハンガリー280.3
34位スロバキア260.5
35位メキシコ179.0
(出典:OECD経済協力開発機構)

1997~2020年の23年間で、給料の上昇率はわずか0.3%。

給料だけでなく、ワークライフバランス、子供の教育環境は最下位。

韓国や東南アジア諸国より、魅力のない国になってしまいました。

今回は、そんな日本人が「自分の給料をどう思っているか?」

会社員から得たアンケート結果です。

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自分の年収をどう思うか?

役員・管理職

  • 安い 21%
  • 高い 35%
  • どちらでもない 44%

一般社員

  • 安い 40%
  • 高い 17%
  • どちらでもない 43%

管理職は年収を高いと思い、一般社員は安いと思っています。

自分の年収が気になるか?

役員・管理職

  • よく気にする 22%
  • たまに気にする 51%
  • あまり気にしない 24%
  • 気にしない 3%

一般社員

  • よく気にする 29%
  • たまに気にする 47%
  • あまり気にしない 21%
  • 気にしない 3%

現在の年収はいくらか?

役員・管理職

  • 2000万円以上 11%
  • 1200万円~2000万円 25%
  • 800万円~1200万円 34%
  • 500万円~800万円 21%
  • 300万円~500万円 7%
  • 300万円未満 2%

一般社員

  • 2000万円以上 1%
  • 1200万円~2000万円 7%
  • 800万円~1200万円 21%
  • 500万円~800万円 35%
  • 300万円~500万円 26%
  • 300万円未満 10%

働きに対して給料は妥当か?

役員・管理職

  • 安い 33%
  • 高い 11%
  • 見合っている 56%

一般社員

  • 安い 39%
  • 高い 11%
  • 見合っている 50%

意外にも、半数は給料に納得しているようです。

転職を考えたことがあるか?

役員・管理職

  • ある 33%
  • ない 67%

一般社員

  • ある 47%
  • ない 53%

出典:PRESIDENT)

日本人の所得分布

年収の中央値は、427万円

厚生労働省が発表している所得分布(2023年4月現在)の相対度数分布をみてみます。

中央値は 427万円です。

一部の高所得者が平均値を引き上げていますが、中央値は「OECD経済協力開発機構」資料とほぼ一致します。

また、平均所得金額(547万5千円)以下の比率は、 61.3%となっています。

企業別平均年収ランキング

公開されている平均年収ランキングです。

  • 1位 キーエンス 1752万円
  • 2位 ヒューリック 1708万円
  • 3位 三菱商事 1678万円
  • 4位 マクニカ 1634万円
  • 5位 マクニカ富士エレ 1634万円
  • 6位 伊藤忠商事 1628万円
  • 7位 日本商業開発 1559万円
  • 8位 TBS 1502万円
  • 9位 三井物産 1483万円
  • 10位 スクウェア・エニックス 1469万円
  • 11位 日本テレビ 1385万円
  • 12位 住友商事 1356万円
  • 13位 電通 1342万円
  • 14位 東京海上 1293万円
  • 15位 テレビ東京 1290万円
  • 16位 テレビ朝日 1280万円
  • 17位 コンコルディアフィナンシャルグループ 1275万円
  • 18位 三井不動産 1274万円
  • 19位 三菱地所 1268万円
  • 20位 日本M&Aセンター 1243万円
  • 21位 野村総研 1225万円
  • 22位 ジャフコ 1221万円
  • 23位 ジャストシステム 1198万円
  • 24位 日本経済新聞社 1193万円
  • 25位 丸紅 1192万円
  • 26位 サントリー 1186万円
  • 27位 東京エレクトロン 1179万円
  • 28位 スカパー 1176万円
  • 29位 中部日本放送 1175万円
  • 30位 シグマクシス 1170万円
  • 31位 朝日新聞社 1165万円
  • 32位 クリエイトsd 1155万円
  • 33位 イーレックス 1148万円
  • 34位 三井住友フィナンシャルグループ 1142万円
  • 35位 鹿島建設 1135万円
  • 36位 バンダイナムコHD 1121万円
  • 37位 第一三共株式会社 1117万円
  • 38位 SOMPOホールディングス 1109万円
  • 39位 ベイカレントコンサルティング 1102万円
  • 40位 中外製薬 1100万円
  • 41位 豊田通商 1100万円
  • 42位 ファナック 1098万円
  • 43位 双日 1096万円
  • 44位 NHK 1094万円
  • 45位 博報堂 1090万円
  • 46位 yahoo 1080万円
  • 47位 大気社 1078万円
  • 48位 武田薬品 1077万円
  • 49位 日本オラクル 年収 1074万円
  • 50位 東急不動産 1071万円

世界の年収ランキングでは22位と、欧米諸国に後塵こうじんを拝しています。

にもかかわらず、現在の年収で妥当と考える日本人の多さに驚きです。

インフレを背景に賃金引上げ機運が高まっています。

中高年がその恩恵にあずかれるかどうかは疑問。

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