ポリテクセンター関西(大阪支部)の見学会に参加しました。
この記事は、見学会の様子をまとめたものです。
1番人気「ICTエンジニア科」の応募倍率は、3.2倍でした。
また、見学会に参加することで、ハローワークの求職活動実績として認めてもらえました。
求職活動中の方に参考になれば幸いです。
・関西で求職活動中の人
・職業訓練校に興味のある人
・ハローワーク活動実績を報告する人
職業訓練学校
職業訓練を受講できる施設として、「公立高等職業技術専門校」や「独立行政法人ポリテクセンター」が全国に設置されています。また、民間の専門学校や教育機関で受講できるコースもあります。訓練で以下のようなスキルが身に付きます。
- 事務系
- IT系
- サービス系
- 介護系
- 福祉系
- 製造系
- 電気・電子系
- 建築系
- デザイン系
ポリテクセンター関西
独立行政法人ポリテクセンターは、ハローワークが推奨する職業訓練機関です。高齢・障害・求職者雇用支援機構として、全国に点在しています。その大阪支部が、「ポリテクセンター関西」です。
就職に必要な知識とスキルを習得するものづくり分野(IT、電気電子、機械)に特化し、職業訓練を実施しています。
見学会の参加申込み
・参加費:無料
・電話かメールで事前予約が必要。
・電話:06-6383-9711
・メール:kansai-poly02@jeed.go.jp
開催日程と開催時間
毎月3回、見学会が開催されています。見学時間は、おおむね10:00~12:00です。
見学会の内容
訓練内容の説明60分+作業工場見学60分=計120分
取得可能なスキルや資格、就職支援体制をスライドで使用して説明してもらえます。その後、訓練生が受講する工場で、授業風景を見学します。
私は、電気設備技術科を見学しました。実際に見学した時間帯は、実技訓練ではなく座学の勉強中でした。入校に際して疑問点があれば、講師に質問することができます。
なお、複数コースを同時に見学をすることはできません。ほかのコースにも興味があれば、後日改めて参加することになります。
訓練受講までの流れ
職業訓練の申し込みから受講までは、以下の通り。
- 1求職申込
- 2職業相談
- 3コース選択
- 4受講申し込み
- 5選考試験
- 6合格通知
- 7諸手続き
- 8訓練開始
選考試験
選考試験は、面接・筆記テスト・適正テストが行われます。
面接では、受講志望動機と希望する就職先を聴取されます。
希望就職先に対し、現段階で具体的にどのようなアプローチをしているか聴取されます。
筆記テストは中学卒業レベル、適正テストは簡単な判断テストが行われます。
下記は、筆記テストと適正テストの参考問題です。
訓練コースと応募倍率
2022年度の応募倍率は、0.29倍~3.2倍。ICTエンジニア科(3.2倍)が一番人気でした。
訓練コースは以下の通り。( )は応募倍率。
- ICTエンジニア科(3.2)
- IoTシステム開発科(1.7)
- ものづくりロボット技術科(0.59)
- 電気設備技術科(1.9)
- NC機械技術科(0.29)
- CAD/NC技術科(1.0)
- CAD/CAM技術科(0.52)
- CAD機械設計課(1.0)
- ものづくりサポート技術科(1.2)
- メタルワーク科(0.6)
訓練時間
・月曜~金曜(土日祝日は休校)
・時間9:00~15:00
訓練期間とスケジュール
- 1~3ヶ月目専門スキルを基礎から習得、就職活動の準備。
- 4~5ヶ月目スキルの応用、就職活動。
- 6ヶ月目企業で現場研修、個別就職相談。
- 終了後訓練終了後もフォローアップ、求人情報提供。
訓練後の就職率
例年、卒業生の就職率は80%以上。
なお、ポリテクセンターでは、事業や起業準備の支援はしていません。あくまでも、就職支援の訓練となります。
訓練生の年齢構成と男女比率
30歳代~40歳代が6割を占めます。50歳代以上の中高年も2割の比率で在籍しています。今回参加した見学会も、若年層の参加比率が高いようでした。
男女比率は、「ICTエンジニア科」で男女半々、「電気設備技術科」は大半が男性です。
受講費用
受講料は無料。
テキストや作業服費用は、実費(4,000円~20,000円)です。
ポリテクセンター関西のアクセス
モノレール摂津駅から歩いて7分。無料駐車場が完備されていますので、マイカーで訪問しても安心です。
大阪府摂津市三島1丁目2番1号
06-6383-0949
モノレール摂津駅下車、徒歩7分
あとがき
ポリテクセンター関西の見学会には、50名程度が参加していました。集団説明会のあと、講師の引率で希望コースの見学会がスタート。訓練風景を見学することで、入校後のイメージが掴みやすいと思います。
見学会の参加は、ハローワークの求職活動実績1回分としてカウントされます。応募倍率3倍を超える人気コースもありますので、興味があれば早めに参加してみることをおすすめします。
職業訓練校を受講するメリットとデメリットは、次の記事にまとめています。