本栖湖に映る逆さ富士。
千円札と旧五千円札に描かれている。
写真家・岡田紅陽「湖畔の春」をデザインしたものだ。
千円札の富士山を見るために、撮影された中ノ倉峠に登ってみた。
朝方は、富士山が逆光になる。
夕方に登山するのがおすすめ。
展望地まで、往復1時間のトレッキングだ。
中ノ倉峠トレッキング
富士ICから国道139号線を北上し、本栖湖の展望台へ到着。
駐車場は無料。
展望台に隣接する浩庵キャンプ場セントラルロッジ。
登山は、ここからからスタートする。
セントラルロッジ横にベンチがある。
ゆるキャン△なでしこが、居眠りしていたベンチとして有名になった。
ベンチで寝たふりをする観光客が絶えない。
そのベンチの脇に、登山道の入口がある。
中ノ倉峠まで680m。
展望地まで所要時間30分。
登山道は整備されている。
しかし、急な勾配が多く、トレッキングシューズがあると歩きやすい。
中腹に差し掛かると、ここにも絶景ポイントがある。
千円札の富士山は、このあたりの構図らしい。
さらに、展望地を目指す。
人とすれ違うには、ぎりぎりの道幅だ。
分岐点。中ノ倉峠方面を目指す。
展望地まで、もうすぐ。
まだ3月。
所々に残雪が寒々しい。
中ノ倉峠展望地
約30分で、展望地に到着。
残念ながら、逆さ富士は見れなかった。
そもそも、逆さ富士に出会うのは至難の業らしい。
案内板の説明文より。
写真家・岡田紅陽「湖畔の春」
本栖湖は、その広さや風の条件から、逆さ富士が滅多に見られません。何度も足を運ぶことで運良く撮影できた1枚であり、その素晴らしさを評価され、1984年に五千円札、2004年に千円札の図様として採用されました。
それにしても、富士山の眺望が素晴らしい。
写真下には、湖畔の浩庵キャンプ場が見える。
本栖湖は、富士五湖の中で最も水深が深く、淡水ダイビングも楽しめる。
アウトドアレジャーを兼ねて、トレッキングに挑戦してみてはどうだろうか。