![酸ヶ湯温泉の雪が積もる外観](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_E3161-1-300x206-1.jpg)
青森県の酸ヶ湯温泉旅館。
江戸時代から続く300年の歴史を誇り、国民保養温泉第1号に選定されました。
男女混浴大浴場「ヒバ千人風呂」は、圧巻の広さ160畳を誇ります。
一度は行ってみたい温泉のひとつ。
この記事は、日帰り、宿泊、部屋、送迎バス、湯浴み着の情報をまとめたものです。
酸ヶ湯温泉旅館
![酸ヶ湯温泉ポスター](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_E3220-300x217-1.jpg)
酸ヶ湯温泉旅館は、国内有数の湯治宿。
湯治とは、温泉地に長期滞在し、疾病治療や療養を行うこと。
八甲田の主峰大岳の西麓に位置し、豪雪地帯の十和田八幡平国立公園内にあります。
標高925mの清涼な高地にある、山の温泉宿です。
男女混浴「ヒバ千人風呂」
![ギャラリーの写真](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3264-1-300x225-1.jpg)
名物の「ヒバ千人風呂」
総ヒバ造りの男女混浴大浴場です。
幕末時代に、黒船ペリーが来航。
外国人は、混浴を見て驚きました。
日本人の見識を疑ったそうです。
![酸ヶ湯温泉提供のヒバ千人風呂](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/image-3-300x175-1.jpg)
(出典:酸ヶ湯温泉旅館)
現代も混浴は健在。
一時は、マナー悪化で間仕切りが設置されましたが、反対運動で復活。
![ヒバ千人風呂入口](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3176-300x225-1.jpg)
今は、見えない境界線が存在します。
「男性これより立ち入り禁止」の立て札が目印。
入浴作法4条に「みだりに異性を注視しない」とあります。
![おみやげ処](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3215-300x225-1.jpg)
女性用に、湯浴み着(1300円)も販売されています。
着用すれば、抵抗感も和らぎます。
![湯浴み着](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3207-1-225x300-1.jpg)
妻も、湯浴み着を購入して入浴しました。
フェルト地の湯浴み着は、使い捨て。
帰宅後にメルカリ出品する人も多いようです。
![男女脱衣所の入口](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3180-1-300x225-1.jpg)
脱衣所が男女で分かれていますが、なかで混浴になります。
夜は薄暗く、湯気で視界もほとんどありません。
挙動不審の男性には要注意ですが、境界線に近付かなければ問題ないでしょう。
それでも心配な方は、女性専用タイムがあります。
女性専用時間
午前8〜9時、午後8〜9時。
浴槽は4つ。
熱の湯・冷の湯・四分六分の湯・湯滝。
- ①熱の湯に5分
- ②四分六分の湯に5分
- ③汗がでたら冷の湯を数回かぶる
- ④湯滝に3分
- ⑤再び熱の湯に3分入り上がる
男女別「玉の湯」
![玉の湯入口](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3186-1-300x225-1.jpg)
千人風呂は、洗面スペースがなく、湯につかるだけ。
男女別の「玉の湯」は、ゆっくり温泉を楽しめます。
アメニティや石鹸類も用意されています。
![玉の湯湯舟](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/image-4-300x200-1.jpg)
(出典:酸ヶ湯温泉旅館)
湯治
湯治は、温泉地に長期滞在し、疾病治療や療養を行うこと。
数百年の歴史がある湯治場は、大沢温泉(岩手県)、鉄輪温泉(大分県)など数多く現存します。
酸ヶ湯温泉は、雲上の霊泉と称され、3廻り10日で効果がでるようです。
<泉質>
・酸性硫黄泉・鉄・アルミニウム硫酸塩
<効能>
・慢性皮膚疾患・冷え性・神経痛・痔疾・高血圧症など
レモンより強い酸性で、入浴すると皮膚がピリピリする感じ。
白濁で硫黄臭が強く、数日は体臭に残ります。
日帰り温泉
![酸ヶ湯温泉旅館外観](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3235-300x225-1.jpg)
日帰りも可能。
奥入瀬渓流への通り道なので、多くの観光客が立ち寄ります。
![酸ヶ湯温泉旅館玄関](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3233-1-225x300-1.jpg)
名前の由来は、鹿の湯。
![チケットの自販機](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3231-300x225-1.jpg)
自販機でチケットを購入。
・ヒバ千人風呂 7:00~18:00
(女性専用 8:00~9:00)
・玉の湯 9:00~17:00
・大人 1000円(タオル付き)
![フロント](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3171-1-300x225-1.jpg)
フロント。
日帰り客も、ロビーとサロンを利用できます。
![貸しタオル](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3216-1-300x225-1.jpg)
宿泊客は、チェックイン前、チェックアウト後も、無料でタオルを貸してくれます。
![ロビー](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3177-1-300x225-1.jpg)
広いロビー。
![ユニークな看板](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3172-1-300x225-1.jpg)
ユニークな看板。あと2人、入れます。
![木霊清水](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3182-225x300-1.jpg)
八甲田山から引き込んだ木霊清水。
冷たくて、おいしい。
![無料サロン](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3205-300x225-1.jpg)
無料のサロン。待ち合わせ場所にぴったり。
![サロンから眺める景色](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3202-300x225-2.jpg)
サロンから眺める清流。
![レストランぶな林](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3193-300x225-1.jpg)
レストランも営業しています。
![ぶな林の店内](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3195-1-300x225-1.jpg)
昼食を「ぶな林」でとりました。
![牛タンカレー](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3199-1-300x225-1.jpg)
牛タンカレー。
![ブナ林から眺める景色](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3197-1-300x225-1.jpg)
カウンター席からのぞくと、本格的な雪が降ってきました。
![レストラン鬼面庵](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3212-300x225-1.jpg)
こちらは、レストラン「鬼面庵」。
十割そば「酸ヶ湯そば」を提供してくれます。
宿泊施設
広大な館内は、湯治棟と旅館棟にわかれます。
![年季の入った廊下](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3225-1-300x225-1.jpg)
昔ながらの旅館棟7号館に宿泊しました。
![705号室の襖](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3247-300x225-1.jpg)
スタンダード705号室。
ふすまに施錠できます。
![和室の部屋](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3221-1-300x225-1.jpg)
風呂・トイレは共同。
布団のあげおろしはセルフ。
窓の下には、清流が流れています。
![アメニティ](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3253-1-225x300-1.jpg)
フリーWi-Fiで、アメニティも不足なし。
老朽化していますが、問題ありません。
![共同洗面所](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3275-300x225-1.jpg)
共同洗面所に、ドライヤー備え付け。
![炊事場](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3260-1-300x225-1.jpg)
長期療養者も多く、自炊も自由。
![夕食の懐石料理](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3255-1-300x225-1.jpg)
夕食は、大広間で懐石料理。
時間は、17:30/18:00/18:30から選択できました。
![三平汁](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3258-1-300x225-1.jpg)
寒い夜に、三平汁がおいしかった。
![雪の積もった中庭](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3276-1-300x225-1.jpg)
翌朝、中庭に雪が積もっていました。
とても静かです。
![朝食バイキング](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3270-1-300x225-1.jpg)
8:00、ビュッフェ形式の朝食。
温泉たまごが、おいしかった。
![朝食会場から眺めた景色](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3273-1-300x225-1.jpg)
朝食会場からの雪景色。
![雪に埋もれたレンタカー](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3279-1-225x300-1.jpg)
レンタカーが、大変なことになっていました。
フロントグリルのつららが、寒々しい。
酸ヶ湯温泉のアクセス
酸ヶ湯温泉は、日本有数の豪雪地帯。
冬季は、四輪駆動車かタイヤチェーンが必須です。
無料送迎バス
宿泊客に限り、無料の送迎バスを利用できます。
所要時間は約60分。
▶青森駅 商工会議所前→酸ヶ湯
① 10:15
② 14:00
▶酸ヶ湯→青森駅 商工会議所前
① 8:50
② 12:30
■予約・宿泊の照会 017-738-6400
■受付時間 9:00~17:00
■住所 〒030-0197
青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50番地
電車・バス
▶青森駅 東口→酸ヶ湯温泉前/JRバス 70分
▶新青森駅 東口→酸ヶ湯温泉前/JRバス 80分
▶十和田湖休屋→酸ヶ湯温泉前/JRバス 90分
自動車
▶青森空港から60分
▶青森駅から45分
▶東北自動車道
青森中央IC 40分
青森IC 50分
▶タクシー 青森駅から~8000円
周辺の見どころ
![まんじゅうふかし](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/image-6-300x200-1-150x100.jpg)
徒歩10分にある「まんじゅうふかし」
木製ベンチのなかを温泉が流れていて、座ると温まります。
![城ヶ倉大橋](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/27389994_m-1-300x200-1-150x100.jpg)
車で5分の「城ヶ倉大橋」
八甲田山麓にかかる日本最大級のアーチ橋。
橋の上から、城ヶ倉渓谷や岩木山が一望できます。
![奥入瀬渓流](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/27953108_m-300x200-1-150x100.jpg)
青森県最大の景勝地「奥入瀬渓流」は、車で30分。
四季折々の滝や清流は、必ず訪れたい観光スポットです。
遊歩道を歩きながら、自然を満喫できます。
あとがき
![雪の街道](https://halohalohalo.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_3283-1-300x225-1-150x113.jpg)
2023年11月に訪れた日、東北地方に初雪を観測。
さすが日本有数の豪雪地帯、1昼夜でレンタカーが雪に埋もれました。
八甲田山麓のドライブは、いつ来ても楽しい。
新緑の季節、紅葉の季節、今回の雪景色も素敵でした。
スタンダードの部屋は、ひとり15000円から宿泊可能。
私は、楽天トラベルで予約しました。